吹抜けは空調効率が悪い？

2023年2月26日公開 / 2023年2月27日更新

コラムカテゴリ：住宅・建物

吹抜けはエアコンの効率が悪いので冬は寒くて夏は暑いのでは。
電気代が高くなる。2階の音が響くのでは。
よく質問をお聞きします。

現在の建物の多くが外壁・屋根・床で断熱性及び気密性を確保し外気温からの影響を
小さくします。
吹抜けがあるからといって、極端に寒い・熱いということはあまり感じません。
吹抜け部分にエアコンを設置すれば、2階廊下・ホールまで空調できますので
効率が良いかもしれません。
実際、展示場で1週間つけっぱなしにしてみました。朝一や降雪時などの気温が
低いときは稼働しますが、設定温度まで室温が上がれば、温度維持の可動のみで
常に稼働しているということはありませんでした。
展示場は六甲山麓にあり気温差がある時期ですから、気候の安定した地域では
もっと抑えることができるかもしれません。

ただし、長期間お留守の場合などは帰宅時に一定の温度にするまで時間がかかりますので
タイマーを利用したり、家の大きさや吹き抜けの大きさに合わせるとともに少し余力のあるのエアコンが良いかもしれません。

音については響きます。1階にいても2階の雰囲気を感じることができるはずです。これを
ストレスと感じるか。どこにいても存在を感じることができると考えるのか。
これは人それぞれですね。

あと、小さなお子様のおられるお宅では2階からミニカーやボールが飛んでくることがあります。
ご注意ください。