「和モダンの家」が流行っています。
天然素材は、多くの方が採用したいと考えておられます。
天然塗料・木材・漆喰など材料も多岐にわたります。
ケミカルの材料に対して、体に良いとか・アレルギーが出にくいとか
良いイメージがあります。
実際に、木材を多く採用した住宅ではストレスを感じにくく、赤ちゃんが
泣く回数が減ったとかデーターが出ています。
また、天然素材の多くが持っている特徴は調湿効果を持つという点です。
加湿器や除湿器を多用する必要がなく、一般的な環境であれば、自然に
調整してくれます。
部屋干しの洗濯物も自然な風合いで乾きます。
シックハウスや化学物質過敏症のリスクを軽減できます。
デメリットは、メンテナンスが必ず必要になることです。
木材であれ漆喰であれ、割れやひび割れが生じる可能性があります。これは時間とともに色合いが変化していくことと同じことで、経年変化を喜ぶことができる方で
ないとストレスの原因になるかもしれません。
水廻りや外部に使用するときは注意が必要です。
天然素材がすべての面で優れているわけではありません。住み心地は明かに違いがありますが、一般的には通常の家よりも初期コストがかかります。
代わりに、経年変化を風合いや味と考えることができれば、メンテナンス費用は
大幅に軽減できます。
ケミカルの材料や建材においてもシックハウスの原因になるような物質を含む材料は探すのが難しいほどで、各メーカーの材料も改善されています。
適材適所を検討して、使い分けることが大事です。