墓じまいの問い合わせ
この度、全国石製品協同組合(経産省許可団体)が近年話題となっている
「墓じまい」について、公式見解をマスメディアに発表したようです。
http://zenseki.or.jp/news/2015/11/hakajimai_kenkai_20151125.shtml
墓じまいとは、端的に言うと本来のお墓を移転して建てる「改葬」
の一つのプロセスだ、と。
「改葬」とは
1、既に建っているお墓の閉眼供養(魂抜き)をした後、お骨を取り出す。
2、元のお墓を撤去し、更地に戻す。
3、新しい墓地にお墓を建てる。(墓石を移転もしくは新規建立)
4、お骨を納め開眼供養をする。
この一連の流れが改葬ですが、このうち2番の「元のお墓を撤去し、更地に戻す。」
だけを指して「墓じまい」という、との見解です。
確かに「墓じまい」という言葉が興味を引く表現なので、どうしても言葉が一人歩きをします。
墓じまい=お墓を処分し、供養行為を放棄する(していい)というような誤解が生まれます。
改葬は自宅近くの墓地に移転し、よりよく安心して供養を続ける為の手段なのです。
お墓が無いと残された家族が手を合わす対象がありません。
お墓は家族の絆を繋ぐ、継いで行くべき祭祀財産なのです。