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神戸市の解体補助金は最大100万円|対象と申請の注意点

赤澤知宣

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テーマ:補助金

神戸解体_アイキャッチ


「神戸市で空き家を解体したいけれど、補助金は使えるのかな....」
きっと、いくらもらえるのか、どんな条件なのか、いつまでに申請すればいいのか、わからないことだらけで少し不安になっているのではないでしょうか。
その気持ち、よくわかります。神戸市の公式情報は要件が細かく分かれていて、正直なところ初めて読むと「結局うちは対象なの?」と迷ってしまいますよね。
この記事では、神戸市の老朽空家等解体補助制度を中心に、対象となる旧耐震の空き家の条件、最大60万円や共同住宅の最大100万円といった補助額、申請期間や流れ、そして交付決定前の着工は対象外になるという注意点まで、ひとつの画面でまとめて理解できるように整理しました。
あわせて、地区限定で補助額が大きい密集市街地建物除却事業や、危険ブロック塀の撤去助成、解体費用の相場、すまいるネットでの相談予約についても触れていきます。読み終わるころには、ご自身がどの制度に当てはまりそうか、次に何をすればいいかが見えてくるはずです。

  • 神戸市の解体に使える補助制度の全体像
  • 補助の対象条件と受け取れる金額の目安
  • 2026年度の申請期間と手続きの流れ
  • 申請でつまずきやすい失敗の回避方法


神戸市の解体補助金の対象と金額


神戸解体1

まずは、神戸市でどんな解体の補助制度があるのか、その全体像から見ていきましょう。あなたの空き家が対象になりそうか、いくらくらい受け取れそうかをイメージできるよう、対象条件と金額を中心にお伝えします。複数の制度があるので、どれが自分に合うのかをここで整理していきます。

神戸市で使える補助制度の全体像


神戸市で「解体」に関わって使える補助金は、大きく分けると2つの柱があります。ひとつが、市内全域が対象になる老朽空家等解体補助制度。もうひとつが、特定の地区に限られる密集市街地建物除却事業です。この2つが、解体そのものの費用を支えてくれる中心的な制度になります。
それ以外にも、解体や撤去に関連する制度がいくつかあります。たとえば、道路や公園に面した危険なブロック塀の撤去を助ける危険ブロック塀等撤去助成事業、解体後の土地活用に関わる隣地統合補助、そして建物のアスベスト対策に関わる吹付けアスベスト除去等補助制度などです。

制度名主な対象補助上限額の目安地域
老朽空家等解体補助制度旧耐震の腐朽・破損した空き家の解体60万円(共同住宅は100万円)神戸市全域
密集市街地建物除却事業旧耐震の老朽木造建物の解体戸建128万円/集合住宅256万円特定4地区限定
危険ブロック塀等撤去助成事業道・公園に面した危険なブロック塀の撤去30万円神戸市全域
隣地統合補助(空き地活用応援制度)狭小地・無接道地を隣地と統合売主・買主 各50万円神戸市全域


これらの制度の相談・申請窓口は、多くが神戸市の住まいの総合窓口「すまいるネット」(神戸市長田区)に集約されています。予約制なので、まずは電話で相談するのがスムーズです。
こうして並べてみると、「うちは空き家だから老朽空家の制度かな」「対象地区に入っているなら密集市街地のほうが手厚いかも」と、なんとなく見当がついてきますよね。ここから、それぞれを詳しく見ていきます。

補助の対象となる旧耐震の空き家


神戸市の老朽空家等解体補助制度で対象になるのは、ざっくり言うと古くて傷んだ空き家です。もう少し具体的にお伝えすると、神戸市内にある1986年(昭和61年)12月31日以前に建てられた建物で、腐朽や破損のある空き家、という条件になります。
ここで言う空き家とは、居住その他の用に供していない建物のこと。つまり、現在誰も住んでおらず、使われていない状態の建物が前提です。住宅以外の用途でも対象になり、用途や構造は問わないとされている点も、意外と知られていないポイントだと思います。
対象になるかどうかのチェックの目安は次のとおりです。

  • 神戸市内にある建物であること
  • 1986年12月31日以前に建てられていること
  • 腐朽・破損があり、空き家であること


そして見落としがちなのが、敷地の扱いです。原則として、空き家本体だけでなく、敷地内の附属する建物や、道に面する門・塀類、車庫・カーポート、立木竹なども、すべて解体除却することが条件とされています。安全上やむを得ない場合などは例外もありますが、「母屋だけ壊して物置は残す」といったケースは基本的に想定されていないと考えておくとよいでしょう。
反対に、宗教活動や政治活動に資するもの、歴史的価値を有するもの、国や地方公共団体などから他の補助を受けるものなどは対象外とされています。ご自身のケースが当てはまるか迷ったら、自己判断せず、早めに窓口へ相談することをおすすめします。

補助額は最大60万円が目安


気になる金額のお話です。老朽空家等解体補助制度の補助額は、解体する建物の登記床面積または課税床面積によって決まる仕組みになっています。面積が広いほど補助額も上がり、戸建てなどの一般的なケースでは最大60万円が目安とされています。
面積の大きさによって、おおむね次のような区分で金額が変わってきます。あくまで目安として、イメージをつかむ参考にしてください。

床面積の合計30㎡未満30㎡以上40㎡以上50㎡以上60㎡以上70㎡以上80㎡以上
補助金額の目安20万円30万円40万円45万円50万円55万円60万円


面積は登記事項証明書や固定資産課税台帳の写しなどに記載された面積で算定されるのが基本です。これらの資料に載っていない別棟や増築分は算定できないとされているので、「実際の建物はもっと広いのに」と感じる場面もあるかもしれません。
ここでお伝えした金額は、あくまで一般的な目安です。補助額や算定方法は年度ごとに見直される可能性があります。実際にいくら受け取れるかは、必ず最新の公式情報を確認し、最終的な判断は窓口や専門家にご相談ください。

共同住宅は最大100万円まで


「うちはアパートなんだけど、もっともらえないの?」という方に朗報です。一定の条件を満たす共同住宅や寄宿舎の場合は、補助額の上限が最大100万円まで引き上げられます。
具体的には、登記事項証明書や課税台帳などに「共同住宅」もしくは「寄宿舎」の記載があり、床面積100㎡以上かつ3戸以上の住戸があるケースが対象です。古い文化住宅や小規模なアパートなどをお持ちの方には、特に確認していただきたい区分になります。

床面積の合計100㎡以上110㎡以上120㎡以上130㎡以上140㎡以上150㎡以上160㎡以上
補助金額の目安70万円75万円80万円85万円90万円95万円100万円


戸建ての場合とは別の金額表が使われるイメージですね。ご自身の物件が共同住宅扱いになるかどうかは、書類上の記載がポイントになります。判断に迷うことも多い部分なので、ここも窓口で確認しておくと安心です。

高額な密集市街地建物除却事業


もしあなたの建物が特定の地区にあるなら、ぜひ知っておいてほしいのが密集市街地建物除却事業です。こちらは、地震のときに火災が広範囲へ燃え広がる危険を減らすため、老朽木造建物の解体を後押しする制度。補助額が大きいのが最大の特徴です。
対象となるのは、灘北西部・兵庫北部・長田南部・東垂水といった密集市街地再生優先地区です。なお、対象区域は2026年度から一部変更されているため、ご自身の住所が含まれるかは最新の区域図で確認する必要があります。
密集市街地建物除却事業の主なポイントは次のとおりです。

  • 対象は1981年(昭和56年)5月31日以前に着工された木造建築物
  • 補助率は除却費用の3分の2が目安
  • 上限は戸建128万円、集合住宅256万円ほか


老朽空家等解体補助制度が「1986年以前」を基準にしているのに対し、こちらは「1981年以前の木造」が基準。制度によって築年数の基準が違う点は、混乱しやすいので注意してくださいね。
とても大切なことをひとつ。この密集市街地建物除却事業と、先ほどの老朽空家等解体補助制度は併用できません。両方の条件に当てはまりそうな場合は、どちらが有利になるかを窓口で相談したうえで選ぶことになります。

危険なブロック塀の撤去助成


「建物は解体しないけれど、古いブロック塀だけ何とかしたい」という方もいらっしゃると思います。そんなときに役立つのが、危険ブロック塀等撤去助成事業です。地震で倒れる恐れのある危険なブロック塀の撤去を支援してくれます。
対象になるのは、神戸市内にあり、不特定多数の人が通る道路や公園などに面していて、道路面からの高さが80cm以上の危険なブロック塀など。コンクリートブロック塀のほか、レンガ塀や石積塀、万年塀なども含まれます。一方で、擁壁や、隣地との間だけにある塀は対象外とされています。
補助額は、「塀の長さ(m)×1万円」と「撤去費用×3分の2」を比べて、低いほうの額が目安です(上限30万円)。同じ敷地では原則一度限りの利用となります。
解体工事とは別枠で使える制度なので、空き家の解体とあわせて道路際の危険な塀も気になっている、という方は、まとめて相談してみるとよいかもしれません。

神戸市の解体補助金の申請と注意点


神戸解体2

ここからは、実際に補助金を受け取るための手続きと、つまずきやすいポイントを見ていきます。神戸市の解体補助金は、申請のタイミングを間違えると、せっかくの条件を満たしていても受け取れなくなってしまうことがあります。後悔しないために、流れと注意点をしっかり押さえておきましょう。

2026年度の申請期間と締切


申請には、毎年決められた受付期間があります。2026年度(令和8年度)の老朽空家等解体補助制度の受付は、2026年3月2日から2027年1月12日までとされています。工事完了後の実績報告は2027年3月11日までに済ませる必要がある、という流れです。
密集市街地建物除却事業も、同じく2026年3月2日から2027年1月12日までが受付期間の目安で、交付決定は2026年4月1日以降に行われます。
注意していただきたいのは、予算の上限に達すると年度途中でも受付が終了するという点です。「期限はまだ先だから」と油断していると、申請したくても締め切られているケースがあります。検討しているなら、できるだけ早めに動くのが安心です。
また、ここで挙げた日付は変動する可能性があります。申請を考えている年度の正確な期間は、必ず公式サイトや窓口でご確認ください。

相談から交付までの申請の流れ


申請の全体像をつかんでおくと、ぐっと動きやすくなります。神戸市の解体補助金は、大まかに次のような順番で進みます。

  1. すまいるネットの専用ダイヤルで相談・予約をする
  2. 交付申請書を提出する(契約・着工の前に行う)
  3. 約1か月の審査を経て、交付決定通知が届く
  4. 交付決定の後に、解体業者と契約し工事を始める
  5. 工事完了後、実績報告書兼請求書を提出する
  6. 補助金が交付される


ポイントは、相談と申請が予約制であること。来所での相談・申請は、混雑を避けるため事前に電話で予約するのが基本です。書類の訂正などで手続きに時間がかかることもあるので、余裕を持ったスケジュールで進めてくださいね。
実績報告には期限があり、工事費の支払いが完了した日から30日以内、かつ年度末の締切までに提出する必要があります。「工事が終わったら終わり」ではなく、最後の報告まできちんとやり切ることが大切です。

交付決定前の着工は対象外


この記事で、いちばんお伝えしたいのがここです。交付決定を受ける前に、解体工事の契約や着工をしてしまうと、補助の対象外になります。これは、本当に多い失敗パターンなんです。
「業者さんが見つかったから、先に契約して工事を進めよう」と思う気持ちはとてもよくわかります。けれど、神戸市の解体補助金は事前申請が大原則。申請より前に契約・着工した建物は、あとから「実は補助金があった」と気づいても、さかのぼって受け取ることはできません。
つまずきやすい注意点をまとめておきます。

  • 交付決定の前に契約・着工すると対象外になる
  • 共有名義の場合は、共有者の同意書が必要になることがある
  • 相続や売買の後で登記が済んでいない場合は、誓約書などの追加書類が求められることがある


段取りとしては、「まず相談・申請 → 交付決定を待つ → そこから業者と契約」という順番を、頭にしっかり入れておいてください。ここさえ間違えなければ、大きなつまずきは避けられます。

木造住宅の解体費用の相場


補助金の話とあわせて、そもそも解体にいくらかかるのかも気になりますよね。神戸市の木造住宅の解体費用は、坪単価でおおむね2.5万〜5万円程度が一般的な目安とされています。30坪ほどの木造住宅なら、おおよそ108万〜180万円前後をイメージしておくとよいでしょう。
ただし、これはあくまで標準的なケースの話。次のような条件があると、費用は上がりやすくなります。

  • 家具や荷物などの残置物が多い
  • 重機が入らず、手作業での解体が必要になる
  • 神戸の山手に多い高低差や石垣があり、特別な作業が必要
  • アスベストを含んでいる
  • カーポートやブロック塀、庭石、樹木など附属物が多い


費用を抑えるコツとしては、複数の業者から相見積もりを取ることが基本です。あわせて、建設業許可や解体工事業の登録がある業者か、アスベストの事前調査にきちんと対応できるかも確認しておくと安心ですね。補助金を上手に組み合わせれば、実際の負担はぐっと軽くなります。
なお、解体費用は近年やや上昇傾向にあるとも言われています。ここで紹介した金額も目安にすぎませんので、正確な費用は実際に見積もりを取って判断してください。

神戸市の解体補助金を賢く活用する


ここまで、神戸市の解体補助金についてお伝えしてきました。最後に、要点をぎゅっとまとめておきますね。
中心となるのは、市内全域が対象の老朽空家等解体補助制度(最大60万円、共同住宅は最大100万円)と、特定地区で手厚い密集市街地建物除却事業。この2つは併用できないので、条件に合うほうを選ぶことになります。あわせて、危険なブロック塀の撤去助成や、解体後の土地活用に関わる隣地統合補助なども、状況に応じて検討する価値があります。
そして何より大事なのが、交付決定を受けてから契約・着工するという順番。ここを守るだけで、もったいない失敗はほとんど防げます。動き出す前のチェックポイントは次のとおりです。

  • 自分の建物がどの制度の対象になりそうか整理する
  • 申請は契約・着工の前に行う
  • 予算上限で早期終了する前に、早めに相談する
  • 複数業者で見積もりを比較する


補助金の金額や期間、要件は年度ごとに変わる可能性があります。この記事の内容はあくまで一般的な目安としてとらえ、正確な情報は神戸市やすまいるネットの公式サイトで必ずご確認ください。そして、ご自身のケースで本当に対象になるか、どの制度が有利かといった最終的な判断は、専門家や窓口にご相談いただくことを強くおすすめします。
古い空き家をそのままにしておくと、維持の負担や周囲への影響など、心配ごとは増えていきます。使える制度を上手に活用して、安心して次の一歩を踏み出していただけたらうれしいです。まずは無料の見積もりや相談から、気軽に始めてみてくださいね。

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専門家

赤澤知宣(遺品整理・不用品回収)

株式会社リリーフ

年間6000件以上の実績。近畿・中部・関東地方全域で、依頼者の思いに寄り添う遺品整理・おかたづけサービスを展開。迅速で丁寧な遺品整理を心がけ、思い出の品を見つけ出すお手伝いも

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