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森本薫樹プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

温水式床暖房で快適に!

森本薫樹

森本薫樹

テーマ:リビングを『床暖房+ペアガラス』で省エネ


今年もいよいよ残り少なくなってきました。

今回は既存のフローリングの上に直接温水パネルを敷設し、その上に新しくフローリングを貼る工法です。
この工法のメリットは床材を撤去する手間が省けますので、工期が短くなるうえにコストも節約できます。
デメリットは現在の床の上に重ねていくため、材料の厚み分どうしても床が上がってしまうことです。

今回は2×4(ツーバイフォー)住宅のため、既存の床を極力傷めないように配慮する必要もありましたので、床が高くなるのを了承していただきました。(2×4は床下地も構造体ですので、むやみに触れません。)

前置きが長くなりましたが、まずはじめに現在のフローリングを根太まで長いビスで固定(補強)します。
これは床暖房の熱によって、一番下のフローリングが乾燥収縮などで浮いてこないようにするためです。


次に現在のフローリングをキレイにペーパーがけして、突起物などを処理します。
こういった下地処理をていねいにすることで、床鳴りやパネルの不具合が発生する確率がグンと減ります。


下地処理がすべて終わったところで、いよいよ床暖房パネルを敷き込みます。
今回は輻射熱による効果も含め、床暖房のみ(エアコンなし)で過ごせるよう敷率80%で計画しています。

こんなところでも節電に協力できるようになればいいですね。


部屋の入口では大工さんが敷居を一生懸命ケズってくれていました。
床が高くなることで廊下と段差ができますので、段差解消のスロープを付けるために高さを調整します。


床暖房パネルの温水チューブ接続部です。
厚さ9㎜のパネルの中にこんなチューブが縦横無尽に走り回ることによって、床を暖めます。


最後に新しいフローリングを貼って出来上がりです。
9㎜の床暖房パネルの上に6㎜の床暖房用フローリングを貼って、合計15㎜の床暖房の完成です。

明日は給湯機を新しいタイプ(エコジョーズ)に取り換えますので、試運転をしてから引き渡しです。

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森本薫樹
専門家

森本薫樹(一級建築士)

株式会社リフォーム計画室

間取りや内装リフォームの他、住まいの耐震性や耐久性、断熱性など建物の基本的な性能を高めることで耐久年数を上げたり資産価値向上にも尽力。既存住宅の活用していくために依頼主の声から問題の解決を目指します。

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