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森本薫樹

問題解決型リフォームのプロ

森本薫樹(もりもとしげき) / 一級建築士

株式会社リフォーム計画室

コラム

内窓取り付け

2011年12月15日 公開 / 2019年7月29日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物


今日は三木にほど近い西区のお宅へやってきました。

冬はかなり冷え込むとのことで、断熱性を高めるために内窓を取り付けることになりました。
住宅エコポイントが復活したことで、再び需要が高まってきました。

今回使用するのはCM等でおなじみのトステム「インプラス」です。


まず最初に窓枠の取付寸法が不足していますので、「ふかし枠」を取り付けします。

内窓は既存の窓枠(専門用語で額縁といいます)の内側に付けますので、窓枠の奥行きが引違い窓の場合、最低70㎜程度必要です。 70㎜以下の場合は「ふかし枠」で取付寸法を確保する必要があります。


「ふかし枠」取り付けのための下地となるアルミ製の金物を三方に取り付けします。

今回は欄間付きの窓(段窓といいます)です。
段窓の場合、内窓も同じように段窓にするパターンと、上まで1枚のサッシでいく(欄間を無視する)パターンの2通りの方法があります。

段窓はコストがかかりますが、従来の使い勝手を生かしたい方にはおススメです。(今回は段窓パターン)


ふかし枠を取り付けたことで70㎜が確保できました。

奥行き寸法は窓枠の「木」の部分の寸法です。(サッシの枠は含まれません)
またサッシ本体やクレセント(鍵のこと)が室内側へ飛び出している場合もありますので、その場合は室内側へ一番飛び出している部分から70㎜が必要になります。


新しい内窓の枠が付きました。
欄間の部分も、従来と同じように上下に分かれています。
表面は樹脂製ですが、ペアガラスの重量に耐えられるよう中には太いアルミの芯材が入っています。

ここまでで約1時間が経過しました。
やはり段窓は通常の形状と違って、部材の数が多い分時間がかかります…

特に問題はなさそうですので、後は職人さんにまかせて三ノ宮のマンションリフォーム現場へ向かいます


現場へ戻ってくると…キレイに取り付け完了していました。

カラーは内装に合わせてライトウッドGを選択しました。
ガラスは寒さを和らげたいとのことでしたので、高断熱複層ガラス(シルバー)を採用しました。
これは2枚のガラスの室内側の内面に特殊金属膜を吹き付けて、特に室内の熱を逃げにくくしたものです。

今回の工事(計4ヶ所取り付け)で約60,000ポイントの住宅エコポイントが取得できます。
追加工事はありませんので、全額が被災地の商品券や省エネ商品等への交換となります。

これで暖かいお正月を迎えていただけそうです…

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