出窓カウンターをリニューアル
須磨の戸建てリフォームが始まりました。
和室を洋室にリフォームして、掘りごたつも作ってしまおうというものです。
既製品(専用テーブル+彫り込み床)もありますが、現在お使いのテーブルに合わせて造作します。
畳をめくって床に開口を開けました。
床はどこでも開けてよいわけではありません。
開ける前に大引き(おおびき…床組みの重要な部材で床を支えている材)の位置を確認して、切断しないよう『大引きと大引きの間』に開口を開けます。(約90㎝間隔で配置されています)
床に開口を開けたときは、床下の点検も忘れずに行います。
幸い土台や基礎に白アリ被害や腐りなども見られず、カラカラに乾いた良好な状態でした。
お手持ちのテーブルの寸法に合わせて、掘りごたつの下地を造作します。
このとき、普段よくお使いになる方の足の長さに合わせて深さを決めます。
深すぎて足が届かなかったり、浅すぎてひざが上がるようだと、後々疲労や姿勢が悪くなる原因になります。
既製品を使わずに造作すると、住む人や家具に合わせてオーダーメードできるのが最大のメリットです。
既製品を使わずに造作すると、住む人や家具に合わせてオーダーメードできるのが最大のメリットです。
四隅にはテーブルの脚が乗る台を作りました。
一見余計な出っ張りに見えますが、こうすることによって格段に立ち座りがしやすくなります。
というのもテーブルの寸法と開口の大きさを同じにしておかないと、かなり窮屈になってしまうのです…
テーブルをセットして完了です!
計算通りテーブルの脚も台の上におさまりました。
テーブルが動いて落ちないように台にはズレ止めを設け、そこへピタリとハマっています。
ほんの少しの手間と配慮で、使い勝手が格段に違ってきます。
明日からは内装仕上げです。