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森本薫樹プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

掘りごたつをつくる!

森本薫樹

森本薫樹

テーマ:和室を『洋室+掘りごたつ』にリフォーム


須磨の戸建てリフォームが始まりました。
和室を洋室にリフォームして、掘りごたつも作ってしまおうというものです。

既製品(専用テーブル+彫り込み床)もありますが、現在お使いのテーブルに合わせて造作します。


畳をめくって床に開口を開けました。

床はどこでも開けてよいわけではありません。
開ける前に大引き(おおびき…床組みの重要な部材で床を支えている材)の位置を確認して、切断しないよう『大引きと大引きの間』に開口を開けます。(約90㎝間隔で配置されています)

床に開口を開けたときは、床下の点検も忘れずに行います。
幸い土台や基礎に白アリ被害や腐りなども見られず、カラカラに乾いた良好な状態でした。


お手持ちのテーブルの寸法に合わせて、掘りごたつの下地を造作します。

このとき、普段よくお使いになる方の足の長さに合わせて深さを決めます。
深すぎて足が届かなかったり、浅すぎてひざが上がるようだと、後々疲労や姿勢が悪くなる原因になります。

既製品を使わずに造作すると、住む人や家具に合わせてオーダーメードできるのが最大のメリットです。


既製品を使わずに造作すると、住む人や家具に合わせてオーダーメードできるのが最大のメリットです。

四隅にはテーブルの脚が乗る台を作りました。
一見余計な出っ張りに見えますが、こうすることによって格段に立ち座りがしやすくなります。

というのもテーブルの寸法と開口の大きさを同じにしておかないと、かなり窮屈になってしまうのです…


テーブルをセットして完了です!

計算通りテーブルの脚も台の上におさまりました。
テーブルが動いて落ちないように台にはズレ止めを設け、そこへピタリとハマっています。

ほんの少しの手間と配慮で、使い勝手が格段に違ってきます。

明日からは内装仕上げです。

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森本薫樹
専門家

森本薫樹(一級建築士)

株式会社リフォーム計画室

間取りや内装リフォームの他、住まいの耐震性や耐久性、断熱性など建物の基本的な性能を高めることで耐久年数を上げたり資産価値向上にも尽力。既存住宅の活用していくために依頼主の声から問題の解決を目指します。

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