プロのお悩み2
私の右ひざは壊れています。
そのため変則的なウェイトシフトを考案し、膝の負担を軽減しながらプレーをしてきました。
しかし60歳を超えさまざまな事情もあって去年あたりからひざの状態が壊滅的になり、今までのスウィングですら難しくなってしまいました。
一時は100を叩かないようにするのが精いっぱい。プロとしては口惜しく情けない思いをしてきたのです。
『もう無理かもしれない』と何度も思いました。70台でのラウンドは諦めた方がいいのかも?とも。
しかし7月27日にようやく39:40/79でラウンドすることができました。
諦めずに極力下半身を使わず上体のみでのスウィングを模索し、失敗しながらも挑戦し続けた結果です。
その際やはり一番大きな武器になったのは『自分に合わせたクラブ』です。
私は『自分だけのパートナー』を創ることができました。
クラブは道具ではないと思っています。クラブは相棒でありパートナーであると。
例えるなら気の合わない人と一緒に仕事をしてもはかどりませんしいい結果も出にくいですが、気の置けない相棒と組んでやった仕事はサクサク進みますし結果も良いものになります。
自分の振りたいタイミングで振ればクラブが応えてくれる。自分がすることはクラブの軌道を作ってやるだけ。
そんなクラブと組んで下半身を使わないスウィングを編み出した結果、また70台で廻ることができラウンドの翌日も階段の昇り降りがさほど苦にならないようになりました。
体に故障があり教科書通りのスウィングができなくても大丈夫と言い続けてきましたが、それを自分の体で証明できてうれしかったです。
スウィングは100人いれば100通りあって当たり前。
いくつかの型にはめるなんてナンセンスです。
クラブも100人いたら100通りあって当たり前。
それぞれの個性に合わせたクラブを持つことで自分のタイミングで振れるようになり上達も早くなるしミスも減らせます。
もちろんクラブが全てではありません。しかし大変重要な要素であることは間違いありません。
私はこれからもお客様のために『世界に1本だけのクラブ』と『世界に一つだけのスウィング』を作り続けていきます。
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