軽く上げて強く振るができるようになると 飛距離は上がります

深田洋史

深田洋史

テーマ:飛距離アップ

軽く上げて強く振るができるようになって、飛距離が伸びたHさん

Hさんは、先日のTさんの奥さまです。
以前はテイクバックに力が入り過ぎて、ダウンスウィングでパワーをロスしていました。
今回のラウンドレッスンでは、今まで練習してきた『軽く上げて強く振る』ができました。
120ヤードくらいだった飛距離が、平均150ヤード。
アウトの9番では、カートナビでの計測で170ヤード超。
スコアもこの長いコースで107と、ダブルボギーペースを切れました。
では解説していきましょう。

1を見ると、まだ赤い線まで体重が動かず青い線で止まっているように見えますね?
しかし、黄色い矢印を示すシャフトをご覧ください。
もうしなっているでしょう? もし上げるときに力が入り過ぎていると、この部分は逆にしなるのです。
だからHさんのテイクバックは、少し足りないながらもこれでいいのです。
2では黄色い矢印で示した左ひじは伸びており、右ひざは伸びていません。
体の右サイドが、しっかりクラブの慣性モーメントを受け止めている証拠ですね。
3では緑の矢印方向にダウンスウィングに入る動きが始まっています。
もし左ひじが曲がっていたり、右ひざが伸びていたりするとこの動きはできません。
『軽く上げる』ができているからこそ、右サイドがしっかり受け止められるのです。

4では落ち気味だった左肩が、水平に廻ろうとしています。
5の手の甲とフェースの向きが一致しているのもいいですね!
6では赤い線を軸に、ハンマー投げのようにクラブの遠心力が使えています。

ただ7でコックがほどけてしまっているのがもったいないです。
赤い線の所にシャフトがあれば、飛距離はさらに20ヤード伸びます。
黄色い矢印で示した右ひざが、しっかり押し込まれているのは素晴らしいです。
8では以前なら曲がっていた左ひじが伸びています。
また右足も蹴れていますね?(白い枠で囲った部分)
フェースがボールに対してまっすぐに当たっているのが、はっきりと見て取れます。
9の白い枠で囲った左足のかかとが浮いているのがもったいないです。
これがしっかり着いているようになれば、もっと左へのパワーが伝わります、
また7でコックがリリースしてしまっているので、9ではヘッド左に振り抜けていません。

まだまだ修正点は一杯ありますが、以前と比べるとかなり良くなっています。
また上記の修正点を直してゆけば、さらに飛距離も方向性も上がります。
Hさん、頑張って練習しましょうね!

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深田洋史
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深田洋史(スポーツインストラクター)

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