ゆったりしたゴルフでドライバーを安定させましょう

深田洋史

深田洋史

テーマ:オーダーメイドのゴルフスウィング

ドライバーが好調だったわけ
Sさんは60代前半。ジムにも行かれており、パワーは充分です。
この日のSさんは、細かいミスはあったもののドライバーはおおむね好調でした。
その好調の理由を、トップ付近の細かい画像を使って解説していきますね。

1では白い枠で囲った手の甲とフェースの向きが一致しています。
2でもフェースの向きはきちんといい角度を保っています。
3では黄色い矢印で示した『下ろすべき方向』の正反対に向かってクラブが上がっています。
体重の軸だけが赤い線のところまで来ず、ほんの少し青い線の所に残っているのは残念ですが、これは許容範囲内でしょう(笑)

4から切り返しに入りますが、この時のフェースの向きが2と同じであることに気づかれましたでしょうか?
実はこのコンマ1秒か2秒の間に狂うことが最も多いのです。
ここが狂わず、綺麗に元の軌道をたどっていることがSさんの好調の原因です。
5から6の緑の線はスウィングセンターです。
これが狂っていませんね?
また6では、振り下ろしてくる角度(黄色い矢印)と緑の線がほぼ一致しています。

1から6までの間は、実際には0,2~0,3秒くらいしかありません。
この短い時間に狂いが生じやすいのは、上げすぎによるズレとか、伸び上がりによるズレとかが多いです。
しかしこの日のSさんは、6枚の写真を通して振り上げすぎも伸び上がりもみられません。
つまり『ゆったり振れていた』ということです。
急いだり、焦ったりするとスウィングは乱れます。
Sさんはこの日、『久しぶりのラウンドなので、リハビリのつもりで』とおっしゃっていました。
そして実際に、リハビリ気分で『ゆったり』ゴルフをされていました。
このゆったりがドライバーの好調につながったのです。

Sさん、これからmぽ『ゆったり』ゴルフを楽しんでくださいね!

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深田洋史
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深田洋史(スポーツインストラクター)

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