コースでの危険回避とマナー
ラグビーワールドカップの表彰式に見るマナーの問題
南アフリカの優勝で幕を閉じたラグビーワールドカップですが、表彰式の時のイングランドの選手とコーチの行動が問題視されています。
ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、一部選手が2位のメダルを首にかけられるのを拒否したり、掛けられたメダルをすぐに外し、ポケットに入れたりしました。
ヘッドコーチも、首から外し手に持っている映像が出ています。
これはスポーツマンとして由々しき問題であると考えます。
負けて悔しいのは分かります。優勝を目指して戦ってきたのに、敗れた悔しさは分かります。
しかしGood Looser(良き敗者)という言葉もある通り、負けた時にこそマナーが問われるのではないでしょうか?
2位のメダルを拒否するということは、3位以下のチームに対する侮辱と取られても仕方がありません。
出場した全てのチームが優勝を目指して戦い、優勝した南アフリカ以外の全てのチームは敗者の立場を受け入れています。
3連覇を逃し、3位に終わったニュージーランド代表も敗者ではありますが、表彰式では清々しい態度でそれ(優勝を逃したこと)を受け入れていました。
2位になってしまったことを受け入れられないイングランド選手の態度は、やはりマナーに反すると言わざるを得ないと思います。
今大会では、日本以外では死語になったと言われる『NO SIDE』がしきりと言われました。
ノーサイドとは、戦いが終われば敵味方関係なく相手をリスペクト(尊敬)する精神のことです。
今ではFull Timeと呼ばれることが多いですが、今大会では世界中で忘れられかけていたノーサイドが呼び起こされました。
イングランドの態度は、このノーサイドの精神に反するように思えてなりません。
ゴルフにおいて、マナーはルール以上に優先されます。
事実、2019年に改訂される前までは、ルールブックの最初にエチケットの項目があったほどです。
ゴルフは自分との戦いです。誰かと競うのではなく、コースと自分との戦いです。
それだけに己を律するマナーというものがより重要になってきます。
ミスをした時、クラブを叩きつけるなどもってのほかです。
バンカーをならさないなど、あってはいけないことです。
失敗した時にこそマナーが問われます。
ゴルフを愛する皆さん。
いついかなる時もグッドプレーヤー=グッドマナーであることを忘れず、良いショットより良いマナーでプレーしてください。
それが貴方のゴルフ人生を豊かにしますから。