マナー講座 まとめ
スロープレーについて
あるラウンドレッスンの時に、前の組があまりにも遅くハーフ3時間近くもかかりました。
たまりかねてマーシャル(コースの進行を管理する人)を呼びましたが、ほとんど改善されませんでした。
しかもトイレで『なんでわしらが急かされんとあかんねん!』と無自覚なことをほざいていたのを聞きました。
ハーフに3時間もかかるのは、明らかにスロープレーです。
コースにも『ハーフ2時間15分以内で廻るようお願いします』と明記しています。
本コラムをお読みいただいている方には、そんな人はいらっしゃらないと思いますが、注意喚起と初心者の方のために書かせて頂きます。
(コース名等は伏せさせて頂きます)
まずスタート時間にティーショットを打たない。
スタート時間とは、もし9時とあれば『9時0分0秒にテーショットを打つ』というのがルールです。
しかしその人たちは、前の前の組がグリーンに上がるまでおしゃべりを続け、ようやくティーイングエリアに立ったと思ったら、何度も何度も素振りを繰り返し、ようやく打ったのは前の前の組がホールアウトしてからです。
しかもチョロ! チョロしてしまうのは仕方のない部分もありますが、そのあと走ることもなく、全員が誰かのボールの所に集まっては打つのを待ち、打ったらまた次の人の所に集まって・・・の繰り返しです。
たいがいイライラしましたが、とにかくそのホールをプレーして次ホールへ行くと、また130ヤードくらいの所でべちゃくちゃの繰り返しです。
そのホールは380ヤードあり、残りは250ヤードほどもあります。
届くはずのない距離を待った上に、またしてもチョロ。
さすがにこのホールでマーシャルに入ってもらえるようお願いしました。
ミスは仕方ない。しかしミスをしたなら、場面に合わせられるよう何本かのクラブを持ち、100ヤードも飛んでいないのならカートには乗らず走ってゆく。
ボール探しは3分まで。これはルールですから、ダラダラ探し続けない。
クラブは次のホールに近い方に置き、カートもそこまで廻しておく。
最初にホールアウトした人は、周りに置かれた皆のクラブを集めて回る。(ピンを立てたままプレーできますから、ピンを持つ必要もないはずです)
ホールアウトしたら、さっさとグリーンを空け、クラブを持ったままカートに乗り、片付けるのは次のホールで。
たったこれだけのことで、1ホール2~3分は短縮できます。
つまり20~30分も短縮できるのです。
良いショットより、良いマナー。
皆さんもコースに出たら、自分たちだけがプレーしているのでないことを意識しましょう。
コースに来ているプレーヤー全員が、気持ちよくラウンドできるよう他の人の迷惑にならないことを心がけてくださいね。
いくらスコアが良くてもマナーが悪ければ『Good Player』とは言えませんから。
是非よろしくお願いします。