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持ち球とは逆の球筋が出てしまう時はセットアップをチェックしましょう!

2018年4月25日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:方向性を良くするために

コラムカテゴリ:スクール・習い事

フックが持ち球の人が、スライスばかり出てしまう日があります。
これ、実はセットアップ鍵があるのです。

今回は、Oさんと一緒にラウンドレッスンさせて頂いたNさんです。
Nさんは、飛距離も出ますし基本的にはドローヒッターです。
しかしこの日は、スライスが多くなってしまっていました。
それを解説していきたいと思います。
(Nさんは左利きですので、右利きの方は文中の左と右を逆に読み替えてください)

Nさんのトップですが、1の写真でもわかる通り、体重が逆(リバースピボット)になってしまっています。
その結果、シャフトがクロスに入り、この時点で『こする』準備ができています。
これは、セットアップの時に腰が下に落ちてしまい(前傾角が起きた状態)、クラブが本来の角度で上げられないにもかかわらず、強引に上げようとしたため、インサイドに引いてしまったからです。だからこの写真では見えませんが、左ひじが外に引けてしまっています。
2の写真では体重の傾きも、シャフトがクロスに入っているのも同じままダウンスウィングしてきています。
強引にインサイドに引き、しかも腰が落ちた状態ですから、クラブは八の字を描くように寝ていたシャフトが立って下りてきています。
右ひじも内側に入りすぎて、インサイドアウトの軌道に振っています。
また体重移動もできませんから、すごく詰まった状態でのスウィングになってしまいました。

3では体重が左にかかり、すくい打ちになっていることが良く分かります。
体重移動が全くできていない状態ですね。
インパクト時のしなり方を、フォローの時に起こしています。
完全に振り遅れていることが見て取れますね?
そうすると4の写真のように、踏み込んでいるはずの脚が浮いてしまう(紫の線で囲った部分)ことになります。
実は体の向きこそ違いますが、セットアップ時の前傾と腰の落ち方なんです。
もちろんこれほどひどい形にまではなっていませんけどね(笑)

このショットの結果、Nさんの球はプッシュアウトのスライスになりました。
この日のNさんは、曲がりの大小はありましたが特にティーショットではスライスの傾向が強かったです。
やはりいろいろな都合があって、しばらくラウンドができていなかったため、試合勘を忘れていらしたのでしょう。
スコア自体はまぁまぁでしたが、素晴らしいショットも多々あったことを付記しておきます(笑)


まとめ

静止状態(グリップ:エイミング(向き):セットアップ)がスウィングの6割、あるいはそれ以上を左右する。
モーションよりも静止状態の方にエラーの原因があると考えてセットアップをきちんとする。
お尻は斜め下方を指すように立つ。下(垂直方向)に落とすと、前傾角が起きてしまい正しいプレーンでスウィングできなくなる。
アドレスで違和感を感じたら、同伴競技者に軽く挨拶して仕切り直させてもらう。
その時、足もグリップも全てを一からやり直す。決して中途半端にその場に立ったままとか、グリップをしたままとかではやらない。大怪我のもとになります。

皆さんもご自分のスウィングは、どんなセットアップが最適なのか?を確認にオーシャンゴルフアカデミーにお越しになってみませんか?

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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