断熱・吸音・調湿に優れたセルローズファイバーで快適な住空間を提案（2/3）

大工の「ごっつええ感じ」の言葉から、セルローズファイバーが伸びると確信

　もともと、実家が営む建設会社で働いていたという岡西さん。しかし、公共事業が減って案件が激減したため、他の事業者でアルバイトをすることにしました。

　「ある日、大工さんが、セルローズファイバーのことを『ごっつええ感じ』と言っているのを小耳にはさみました。手がかじかむような冬場や、熱中症になりそうな真夏に、現場で作業をしていて、まったく温度が違うことを体感したという話でした」

　断熱性能を備えるだけでなく、新聞紙をリサイクルすることで資源の有効活用につながります。加えて、使用する紙は木から作られるため、地球にも人にも優しい素材です。これから需要が伸びると考え、2010年10月に会社を立ち上げるに至ります。

　「マイホームを計画する際、キッチンやお風呂といった水回りの設備、デザイン、間取りなどにこだわる方は多いと思いますが、室内の温度環境もご検討いただきたいですね。外気温の影響を受けにくいお家にすることで、冷暖房費を削減できます。家計の負担が減り、長い目で見れば大幅なコストダウンになります」

　夏は涼しく、冬は暖かい住空間をかなえてほしいと呼び掛ける岡西さんに、工務店を通じて顧客からの感想が届きます。
　「リフォームの際にセルローズファイバーを採用したところ、前に比べてとても静かになったと喜ばれたそうです。ピアノなど楽器を練習する部屋や、映画や音楽を鑑賞するシアタールームに取り入れるお客さまもいて、外からの騒音や屋内の音漏れ対策でもおすすめです」

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