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清水正樹プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

63 海外で生産したモノを国内に持ち込むこと

清水正樹

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テーマ:海外調達

海外で作られたものは全て為替が関係する

3つのコラム
    6 海外調達 為替ヘッジ
    61 為替と価格決め(変換レート・社内レート)
    62 為替と価格決め(輸入品の支払い方法によるトータル費用の比較)
     は、為替と日本円の値付けに関する投稿です。


現地通貨が日本円ではないものを挙げてみると、
 ・日頃使っている高価なデバイスはほとんど海外メーカーです、
 ・これまで無名だった海外メーカー品も国内で出回るようになりました、
 ・特に海外生産した加工品は二度の通貨変換が発生している可能性が高いです。

これまで日本円で買うのが当たり前だったので、輸入品の値付けのことなど全く気にしていませんでした。
売る側も為替で稼ごうとは思っていないでしょうが、結果的にそこで利益が生まれてしまっています。


変換レートに対するコストダウン対抗策

交渉結果を分析するとほぼ確実に取引先の社内レートを把握できます。
その上でこんなトークが使えます。
   「ちょっとそれは為替益が出過ぎじゃない?」


売価を一定にさせる変換レートは売り手にも買い手にも好都合ですが、もし利便性よりコストを優先するならやるしかありません。

過去の経験から、先に通貨問題を片づけて素の価格を確定させて、それから単価を交渉するのが一番効果が出ます。

ここでいう通貨問題は、
 ・国内の円口座から相手先のUSD口座に送金する方法、(為替リスクを自分たちが負う)
 ・国内でUSD口座から相手のUSD口座に送金する方法
 の二択で解決できます。

最後に。
 たまーに円安方向に急変した時逆ザヤになってしまうことがあります。
 それでもその状態で我慢していることがあります。
 そんなときにコスト交渉を持ちかけると逆に値上げを喰らうので注意してください。

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清水正樹
専門家

清水正樹(調達・購買のコンサルティング)

株式会社ロアゾー・ブラウ

基板から最終梱包まで、特に加工品に精通しており複数の仕入れ先を使ってコストダウンに貢献します。加工内容によっては日系海外工場を利用します。国内外企業との取引先は20年を越えています。

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