海外調達をやってみる⑧ < まとめ >
返送 再輸出の手続き
2.日本側の煩雑な手続き(必要書類の用意)
輸入消費税還付には、【輸入したモノ = 輸出するモノ】が完全一致することが必要十分条件
です。
(税関とのやり取りは、通関士という国家資格を持ったフォワダーの社員が仲介します)
初回注文で、いきなり異品Bが入荷したのでそっくりそのままBを返品します。
簡単そうに見えて税関が求めるとおりに対処すると思いの外やり取りに時間が掛かりました。
輸入のフローとやり取りの大略を示します。
フローおさらい 税関とのやりとり
上海で税関で通関して出航 ア)AとBの違いが分かる資料
☟ フォワダーX社 写真と仕様書を提出
大阪南港で通関 イ)輸入許可通知書とIV、PLの提示
☟
国内配送、搬入 ウ)搬送業者の配送記録の提出
☟ X社が外注業者を利用して移送
工場で入庫処理 エ)工場に配達されたという証明
☟ クライアント社内移動 入出庫票を提出
工場から技術部へ貸出し オ)配送記録の提示
☟ 社内移動 提出できず
技術部から回収、入庫 カ)配送記録の提示
☟ 提出できず
再梱包&発送&輸出申請&出荷検査 キ)輸入消費税還付申請書類と輸出書類
☟ X社が担当
上海港到着&通関、引き取り ★
※税関とのやり取りは、ア→キの順で1つずつ進んでいきました。
途中必要文書をまとめて提示して欲しいと打診しましたが、全くスルーされる有様です。