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海外調達で起こること 13 < 返品 ;異品納品 ② >

清水正樹

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テーマ:海外調達

返送 再輸出の手続き

 いつもと変わらず輸出すると、輸入時に徴収された輸入消費税が戻ってきません。
 これを取り戻すために適切な手続きを踏んで返品(輸出)します。


 返送前に知っておくべき情報
  ※今回の取引先は中国企業であることを念頭において参考にしてください。
    1.中国側(受取)の事情
    2.日本側(発送)の煩雑な手続き

 1.中国側の事情(増値税と諸費用の発生)
   理由を問わず中国当局は海外から入ってくる”正常動作品”に課税(増値税)します。
     (これはどこの国でも同じで、価格”0”で輸入させてくれません)
   そして港湾では事務手続き費用が発生します。

   免税で輸入できる方法はあるそうですが、手続きが非常に面倒で結局は諦めるそうです。
   よって極力費用負担したくない受取側は、あれこれ理由を付けて返品に強く抵抗します。


 何故揉めるのか?
  私の経験では”非があれば謝る”という文化は、日本人特有だと思っています。

  長く日本企業と取引している企業、日本語が話せるだけでなく日本に住んだ経験がある人が
  窓口であればこうしたトラブルは少ないように思います。
  異品を回収するまで正規品(代品)を送らないなど、私たちのやり方、考え方(常識、経験)
  通りに進まないことがあります。

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清水正樹
専門家

清水正樹(調達・購買のコンサルティング)

株式会社ロアゾー・ブラウ

アドバイス、実務サポートの両面で「結果出し」にこだわります。場合によっては調達先の選定、調達業務の請負にもお応えします。特に原価削減では実績ある海外仕入れの紹介だけでなく輸入業務も代行します。

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