海外調達をやってみる⑧ < まとめ >
送り状と貿易文書
海外取引にトラブルはつきものです。それに、なんかだなぁ↷と思うこともたくさんあります。
そうしたことを上手く回避して、ストレスなく受け取り完了させることが肝要です。
3つの重要な情報
1)送り状
2)INVOICE
3)Packing List
売買では「売り手」、「買い手」という用語を使いましたが、ロジスティックでは
「売り手」:発送人、Shipper、
「買い手」:荷受人、Consignee(コンサイニー)と呼びます。
3つの貿易情報はShipperが作成し、荷物に添付すると同時にConsigneeに情報送付します。
PO、INVOICEは帳簿に該当する保管義務文書です。
税関調査(税務調査ではない)は、この2文書も対象になります。
※リンク先は税関HPです。
①送り状
AWB(Air Way Bill;クーリエ)、WB(Way Bill;フォワダー)と言います。
-重要情報-
追跡番号(Tracking Number)、
送り先住所
②INVOICE
納品書兼請求明細書だと思ってください。
-重要情報-
ShipperおよびConsignee情報、
内容物情報(内容物名、単価、個数、合計)、原産地
有償・無償の明記
③Packing List
荷姿情報として、3サイズとgross重量、小口数を記載します。
複数口の場合は、それぞれの箱について内容物と個数の記入が必要です。
※ INVOICEとPacking Listは、必要事項さえ記入されていれば様式は自由です。
こうした文書は、人が1つ1つ入力するので案外間違いが多いです。
日本の法律(外国為替及び外国貿易法)をshipper側が知らないため、正しく記入できていないことがあります。
その様な場合は、Consigneeが訂正指示を出さないといけません。