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海外調達で起こること 2 < 重要な3つの貿易情報 >

清水正樹

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テーマ:海外調達

送り状と貿易文書

海外取引にトラブルはつきものです。それに、なんかだなぁ↷と思うこともたくさんあります。
そうしたことを上手く回避して、ストレスなく受け取り完了させることが肝要です。

3つの重要な情報
  1)送り状
  2)INVOICE
  3)Packing List

売買では「売り手」、「買い手」という用語を使いましたが、ロジスティックでは
   「売り手」:発送人、Shipper、
   「買い手」:荷受人、Consignee(コンサイニー)と呼びます。
3つの貿易情報はShipperが作成し、荷物に添付すると同時にConsigneeに情報送付します。

  PO、INVOICEは帳簿に該当する保管義務文書です。
  税関調査(税務調査ではない)は、この2文書も対象になります。

  ※リンク先は税関HPです。

①送り状
   AWB(Air Way Bill;クーリエ)、WB(Way Bill;フォワダー)と言います。
   -重要情報-
     追跡番号(Tracking Number)、
     送り先住所
②INVOICE
   納品書兼請求明細書だと思ってください。
   -重要情報-
     ShipperおよびConsignee情報、
     内容物情報(内容物名、単価、個数、合計)、原産地
     有償・無償の明記
③Packing List
   荷姿情報として、3サイズとgross重量、小口数を記載します。
   複数口の場合は、それぞれの箱について内容物と個数の記入が必要です。
 ※ INVOICEとPacking Listは、必要事項さえ記入されていれば様式は自由です。

こうした文書は、人が1つ1つ入力するので案外間違いが多いです。
日本の法律(外国為替及び外国貿易法)をshipper側が知らないため、正しく記入できていないことがあります。
その様な場合は、Consigneeが訂正指示を出さないといけません。

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清水正樹
専門家

清水正樹(調達・購買のコンサルティング)

株式会社ロアゾー・ブラウ

アドバイス、実務サポートの両面で「結果出し」にこだわります。場合によっては調達先の選定、調達業務の請負にもお応えします。特に原価削減では実績ある海外仕入れの紹介だけでなく輸入業務も代行します。

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