企業探求 4 -日本電産-
会社が信用を得て、ブランド力を上げるために重要なこと
今回は、アパホテル元谷社長の講演のネット記事について書きます。
ホテル業界のトップランナーが何を語ったのか、どんな哲学を披露したのか興味がありました。
その記事はこう書いています。
無名の会社が信用を得て、ブランド力を上げるために重要な3項目。
・ 実需を得る
・ 雇用を作り出し、そして守る
・ 納税義務を果たす
実はこれ、キーエンス創業者滝崎氏も全く同じことを言われています。
私は、両者の経営哲学(理念)の一致に驚愕しました。
また私自身、この考え方は以下の論理に収まりやすくて納得感があり共感できます。
必ず利益を出して納税を継続する
↓
社員に安定した雇用継続をコミット
↓
社員は安心してしっかり働ける
↓
愛社精神も育まれる
↓
心のゆとり、余裕が持てる環境が、さらなるやる気、新しいアイデア、気付きを生み出す
この思考は、あまりお目にかからない論理かもしれません。
ただ説得力はありますし、現にこう語る著名な経営者が存在します。
不景気になると気持ちは納税額を抑える方へ行きがちですが、「しっかり稼いで納税義務を果たす」という前向きな発言は伸張する将来を感じ取ることができとても心強いです。
アパホテルの社員の方々とそのご家族は、さぞかしこの発言に安心感を得られたことでしょう。
斯くいう私も入社直後は会社の将来に対して不安を持っていました。この不安な気持ちを社長にぶつけたところ同じような言葉を投げかけられ、「そこまで自信満々に言うならたぶん大丈夫やろう」という気持ちになったことを思い出しました。
私は、安心して仕事に打ち込める環境があり、一致団結して成長に向けた意思統一がなされていることが伸びる企業の前提条件だと考えます。
この理念の上に
【 稼ぐ力 】
を組み上げていくのが最善のやり方だと考えます。