企業探求 4 -日本電産-
輸入のことばっかり書いとらんで、他のこと書け!と監査役から指摘されまして、徒然なるままに慌てて書きます。
よかったらお付き合いください。
とりあえず前職のことを書いて初回とします。 それでご勘弁を!
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3月はキーエンス、そして4月は創業者の記事が掲出されました。
メディアに掲載される内容はどれも既出記事の焼き直しが多くて、今回はどこまで深堀り出来ているかなぁと楽しみにしているのですがちょっと残念です。
私が知る限り創業者は過去一度しかメディアの取材に応じたことがありません。またそれを慮ってか退職者(特に本社勤務の人)も公の場で社内事情を語ることはありません。
創業から50年経ちますが、いまだそのビジネスモデルが解明されていないことをとても不思議に感じます。
折に触れ連絡くださる方が何名かいらっしゃるのですが、みなさんお約束のサラリーに軽く触れたあと毎回必ず次の2つを質問されます。
成長し続ける秘訣
高収益を上げる仕組み
成長の原動力と高収益を「営業力」や「開発力」に求める記事が多いですが、それは質問者が本当に知りたいことに応えていません。
いま「営業力」、「開発力」を軽視している企業などありませんし、逆に「営業力」、「開発力」で錚々たる人材を揃えた企業は他にも数多くあります。
手にしたフォークとナイフの使い方、
ではなく、
どうしてフォークとナイフを持つに至ったのか?
きっとここですよね。
キーエンスは、この部分を全従業員が共有、共感できるビジネスモデルを構築している点で数少ない企業だと思います。