独自の手法で住み手の夢とアイデアを活かした住まいを実現させる一級建築士（1/3）

家族みんなの夢がかなう、究極の住まいづくりを独自の手法で総合的にプロデュース

「住み手こそ最高のマイホーム建築家。住み手であるお客さまが主役となり、楽しみながら、幸せにつながるような理想の住まいづくりを実現させたい」と語るのは一級建築士の辻井秀彦さん。

　辻井さんが主宰する「感動空間研究所一級建築士事務所」は、楽しみながら理想のマイホームを実現する独自の手法を開発し、実践しています。設計デザインをはじめ、土地探し、資金計画、工事業者の選定、価格交渉、要望によっては家族会議の推進役まで幅広く対応した総合的なプロデュースが特徴です。

　従来の住まいづくりの進め方は課題が多いと指摘する辻井さん。「住まいづくりを考える時、まずは住宅展示場めぐりから始める方も多いようです。それ自体は悪いことではありませんが、しっかりとした目的や知識、判断基準がないまま見学しても、展示場の豪華さに圧倒されるだけで、住宅会社のペースで交渉が進んでしまいます」

　住宅会社選びは目的ではなく手段の一つなのに、そこに多大な労力を費やし、暮らしの夢や理想の住まいを考える余裕がないまま、間取りや仕上げ材、インテリアが決まっていく。十分な理解がないまま進んでしまうことの問題点は「もっと良い間取りやキッチン等があったこと」を後になってから気づくことです。修正できればまだいいですが、手遅れになり、後悔するケースも多いと話します。

　「計画がかなり進んだ段階で、『リビングをもう少し広くしたい』などの夢が湧いてくることもあるかと思います。しかしある程度進んでしまうと、現状の住まいづくりでは変更が難しく、あきらめざるを得ないことが多々あります。でも大丈夫、解決できる方法はあります」

　住まいづくりを成功させるには「住宅会社に出会う前」に準備をすることが最重要と話す辻井さん。「最初はとにかく夢を大きく広げ、目的やテーマをはっきりさせ、必要な知識を集めましょう。住宅会社に出会う前の最も楽しく、重要な時期だからこそ“3つの準備”が重要です。まず1つ目は、住まいづくりを始める前に、売り込みトークではない正しい知識を得て自分なりの判断基準を持つこと。2つ目は、お客さま自身が無理のない範囲で設計やプランニングに関わること。3つ目は、住まいに求める夢や本音を整理することです。難しい時は、弊社独自のプログラムと対応力でサポートします」