軽いフットワークで迅速かつ丁寧に、兵庫県内全域でリフォーム工事を提供（2/3）

職人として必要な技術と自分の言葉で伝えることを学び、30歳で独立

　1983年に加古川市で生まれた伊藤さん。地元の高校を卒業後、親戚が営む水道設備会社に入社しました。
　
　「特に興味を持っていたわけではありません。高校生の頃は将来何をしたらよいのか分からず、ずっと悩んでいました。進路を思案していた私に、『うちに来なさい』と言ってくれたので素直に従うことにしました」

　何の知識もないところからのスタートで、工事のいろはを一から学ぶ日々。一人前までの道のりは厳しく、つらい修行だったと振り返ります。

　「一言で表せばスパルタ教育でした。親戚だからといっても容赦は一切なし。大変ではありましたが、不思議と辞めたいとは思いませんでした」

　中でも印象に残っているのが、言葉の大切さについて指導されたことだとか。「職人なら技術がしっかりしていれば良さそうなものですが、お客さまへの説明や職人への指示など、きちんと自分の言葉で伝える点が重要だと強く教えられました。実際、自分が代表になった今はその重要性を認識しています」

　コツコツと技能を身につけた伊藤さんは30歳で独立し、「伊藤住設」を立ち上げました。「私は自分で何でもかんでもやりたがる性格。ノウハウも得られたので、思い切って独り立ちすることにしました」

　親戚の社長からは引き留められたそうですが、自らの意志を伝えたところ、背中を押してくれました。「今でも仕事をお願いしたりされたり、仲良くさせてもらっています。育ててもらった上に懇意にしてくださり、感謝しかありません」

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