外国人労働者受け入れ拡大:新たな分野は駅員や運転手も!?
2025年9月7日、甲子園が歓喜に包まれました。
藤川球児監督のもと、阪神タイガースが広島カープを2-0で下し、2年ぶり7度目のリーグ優勝!しかも史上最速!
今期はサトテル、森下、大山、近本などなどなどなど日本人選手の成長と活躍が目立ったシーズンでしたが、外国人選手の存在もやはり大きかったのではないでしょうか。
ということで、本日は外国人雇用のプロとして、外国人プロ野球選手の「就労ビザ」事情について解説します。
外国人プロ野球選手の就労ビザとは?
外国人が日本で働くためのビザといえば「技術人文知識国際業務ビザ(技人国ビザ)」「特定技能ビザ」等がありますが、多くのプロ野球選手は「興行」ビザを取得して来日し、契約期間中は日本で報酬を得て活動できます。
このビザは、スポーツや芸能など「人を楽しませる活動」に従事する外国人に与えられるものです。プロ野球選手は、試合を通じて観客に娯楽を提供するため、興行ビザの対象となります。
契約条件とビザの関係
他の就労ビザと同じく、球団と外国人選手との契約内容がビザ申請に直結します。年俸額、活動内容、契約期間などが明示されており、これをもとに入管が審査を行います。特に年俸は「日本で十分に生活できる水準かどうか」という観点で重要視されます。
【興行ビザ】
対象 プロスポーツ選手、芸能人など
活動内容 興行(試合・イベント)への出演
在留期間 15日、3ヶ月、6ヶ月、1年、3年など
必要書類 雇用契約書、経歴書、球団の登記簿など
日本のプロ野球と国際化
阪神タイガースをはじめ、日本のプロ野球界では外国人投手やスラッガーが大きな役割を果たしてきました。彼らが安心して活躍できる背景には、しっかりとした在留資格の制度があります。優勝の瞬間の裏には、こうした法的枠組みやサポート体制があることも忘れてはなりません。
今後の展望
スポーツの世界も少子化の影響があります。さらに人気スポーツも増える傾向にあり、国内野球選手の層が薄くなることも危惧される中、今後ますます外国人選手の存在感は増すと予想されます。プロ野球界の国際化とともに、ビザ制度の柔軟性や球団による支援もより重要になっていくでしょう。



