開催報告「創智国際交流フェスティバル」 多文化共生への第一歩
日本社会に広がる多様性
いま、日本ではさまざまな国から来た人たちが暮らし、働き、学んでいます。工場や介護の現場、そして学校や地域の生活の中でも、外国人の存在はとても身近なものになりました。
こうした変化の中で、「どうすれば一緒に安心して暮らせるのか」「どうやって未来の社会を育てていくのか」が大きな課題になっています。
「推進室」ができる意味
政府・内閣官房に「外国人との秩序ある共生社会推進室」が新しく設けられました。
難しい言葉ですが、簡単に言えば「外国人と日本人が安心して共に生きていける仕組みを整えるための司令塔」です。
この推進室ができることで、教育や生活支援、就労環境づくりなどをバラバラにではなく、まとめて考え、進められるようになります。
教育と人材育成の視点から
課題はいろいろありますが、特に大切なのは「教育」と「人材育成」だと思います。
・外国人の子どもたちが学校でしっかり学べるようにすること
・日本語を学びながら社会に溶け込めるよう支えること
・技能や知識を持つ外国人が安心して働き続け、成長できる環境をつくること
これらは、単に外国人のためだけではありません。日本の子どもたちにとっても、多様な文化や価値観に触れることは学びの宝庫になります。お互いに教え合い、学び合うことで、次の時代を担う人材が育っていくのです。
未来につながる共生社会へ
外国人と日本人が安心して共に生きる社会は、すべての人にとって暮らしやすい社会です。教育や人材育成を軸に「秩序ある共生」を進めていけば、地域も学校も、もっと活気にあふれた場になるでしょう。
今回の推進室の新設は、そのための大切なスタートです。
私はまずはこの取り組みの始動に大きな期待を寄せています。



