Loudness :CRAZY NIGHT ★★ ロック史上最強リフ ★★
ロックとは特権階級に対する怒り
イギリスの階級社会と1970年代初頭の
ロックの勃興には密接な関係があると考えます。
階級社会の構造が音楽シーンにも影響を与え、
特定の要因がロック文化の形成に影響を与えました。
前提として、イギリスは階級社会です。
よく言われるのは、現在でも
階級によって平均身長が明らかに違うということです。
京都大学で出題された英文に次の内容がありました:
イギリス出身の筆者が数年のアメリカ生活を経て
イギリスに帰郷した際に、
電車の中で乗客の階級が一目瞭然であった。
これにより故郷に居ることを実感できた。
アメリカでは得れない感覚であった。
1970年初頭のイギリスは、
社会的地位や階級によって人々の生活や機会が
大きく異なる階級社会でした。
一部の人々は特権階級に属し、
教育や経済的な機会に恵まれている。
一方で、
労働階級の人々は限られた機会しか持っていない。
階級の違いは見た目にも明らかな差異を
伴っていて、社会の隅々まで貫かれた
不文律の住み分けが徹底していました。
この閉塞感に対する怒りと反発が
ロック文化の勃興の原動力です。
ロックとは特権階級に対する怒りなのです。
以下、ロックと英国階級社会の時代背景:
★ 抑圧された声の台頭:
労働階級を中心とした鬱積された閉塞感など、
従来の権力構造に属さない人々の声が、
ロック音楽を通じて表現され若者の共感を呼びました。
ロックはしばしば抗議や反体制の象徴となり、
社会的不平等や怒りの表現手段なのです。
クラシックの対極にあると捉えると
分かり易いと思います。
★ 音楽の階級を超えた普及:
ロックは社会的な階級を超えて人々を結びつける
原動力として文化になりました。
音楽が特定の階級に限定されるものではなく、
労働階級の若者を中心に様々な背景の人々の
魂を動かし、時代を切り開きます。
この文脈で当時のロックスターの
髪型やファッションを見ると、
その必然性と意図の理解が深まります。
★ 新たな機会の創出:
ロックの勃興により、階級社会の枠組みを超えて
成功する機会が生まれました。
特に音楽産業において、バンドやミュージシャンは
自身の才能やクリエイティビティを通じて
成功を収めることができました。
ロックはサクセスを掴む手段として
若者に認知され始めました。
つまり、階級社会の中で抑圧されていた
怒りと反発が、ロックを通じて表現され、
新たな文化が花開いたのです。
Rock And Roll - Led Zeppelin 1971
この曲に関してウィキペディアでは次のようにありました:
レコーディングのために合宿していたヘッドリィ・グランジに於いて、イアン・スチュアートを迎えてジャムセッションを行なっていた際、たまたまボーナムがリトル・リチャードの「Keep a Knockin」のイントロを叩き始めたところ、ギターのジミーペイジが即興のリフで応じ、そのまま発展させて15分後には曲の骨格ができあがったという偶発的に生まれた曲。
Writer(s)
John Bonham・John Paul Jones
Jimmy Page・Robert Plant
Released in 1971
From The Album
"Untitled(Led Zeppelin IV)"
It's been a long time
since I rock and rolled
It's been a long time
since I did the Stroll
ずいぶんと時間が経っちまったよ
ロックン・ロールを演ってから
長い時間が経っちまっったよ
俺がさまよい歩きはじめてから
Ooh, let me get it back,
let me get it back
Let me get it back, baby,
where I come from
ああ 連れ戻してくれ
俺を戻してくれよ
戻りたいんだ ベイビー
俺が昔いた場所にさ
It's been a long time,
been a long time
Been a long lonely, lonely, lonely, lonely,
lonely time. Yes it has
だってすげえ長い時間だった
ホントに長くって
淋しくて 淋しくて 淋しくて
淋しくて仕方ない時を過ごしてたんだ
Seem so long
since we walked in the moonlight
Making vows
that just can't work right
俺たちが月夜を歩き始めて
だいぶ時間が経っちまったようだ
俺たち誓いを立てたけど
ちっとも上手くいかないんだ
Open your arms, opens your arms
Open your arms,
baby, let my love come running in
さあ 腕を開いて 胸を開いて
俺に腕を差し伸べてくれ
ベイビー
俺の愛を受けいれてほしいんだ
It's been a long time, been a long time
Been a long lonely,
lonely, lonely, lonely,
lonely time
だってすげえ長い時間だった
ホントに長くって
淋しくて 淋しくて 淋しくて
淋しくて仕方ない日々を過ごしてたんだから…
It's been a long time
since The Book of Love
I can't count the tears
of a life with no love
愛の本を開いてから
だいぶ時間が経っちまった
愛を失くした人生さ
流した涙も数えきれないよ
Carry me back, carry me back
Carry me back, baby,
where I come from
俺を連れ戻してくれ
戻りたいんだ ベイビー
俺が前にいた場所に
It's been a long time,
been a long time
Been a long lonely, lonely, lonely, lonely,
lonely time
だってすげえ長い時間だった
ホントに長くって
淋しくて 淋しくて
淋しくて仕方ない時を過ごしてたからさ…!
(Words and Idioms)
stroll=ぶらつく,流浪する,巡業する.