TOEIC 過去問非公開 日本独自の不公平規則 !【 IIBCに質問 】韓国と条件を揃えるべき!

TEX 二井原

TEX 二井原

テーマ:大学入試・TOEIC・英検


本記事は独学・国内学習による
英検1級保持者が書きました。


日本独自規則 TOEIC 過去問非公開 は不公平!

日本国内でTOEIC Programを実施・運営する
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
(所在地:東京都千代田区永田町、理事長:大橋圭造)
によると TOEIC Programの総受験者数は
約230万人(2021年度) です。

大学受験においても多くの大学がスコアを
得点換算、または優遇しています。
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
によると、その数332校(2021年度)です。
実質的にまともな大学ではTOEICのスコアは
適切に評価されていると言えるでしょう。

国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
のホームページでは、次の説明があります。

TOEIC programの試験問題は非公開のため、
問題用紙の持ち帰りはできません。
問題用紙・解答用紙は試験終了後すべて回収いたします。

アメリカの機関が運用する世界約160か国で実施のテストで、
日本の運用団体が独自に
「試験問題は非公開」
と宣言してよいのか疑問です。
過去問が他国で発売されている時点で、
「問題は非公開」
とするのも実態を見ないフリした強引宣言ではないでしょうか。



実際に受験した人は経験しているはずですが、日本では
試験終了後に試験管が問題冊子を回収し数えます。
その数が一致するまで、
受験者全員が試験会場に時間無制限で拘束されます。

もう一度書きます。

問題冊子の回収が確認できるまで試験終了後、
受験者は時間無制限で拘束されます。


かつて、試験管による問題冊子数の確認が
手間取っていて、トイレに行きたい趣旨を
申し出た時に、試験管から
「ダメです」
と高圧的態度で言われました。
試験終了から30分程経過していました。
その時は受験生の不満が爆発寸前で、
複数個所で試験管と受験者の間で
怒号が飛び交っていました。


問題回収はTOEICを作成・運用する
アメリカの機関 Educational Testing Service(ETS)
の定めた規則なのか。
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が
かってに定めた日本独自の不条理規則なのか。



TOEIC は韓国と日本以外でも160か国で
実施されている国際的英語力測定試験です。


国際的試験において
受験する国によって条件が変わることは、
本来許されるはずもありません。
あらゆるテストにおいて
フェアネスの担保は能力判定の大前提です



ところが、

韓国では過去問が販売されている!



日本の公式問題集は1冊3300円で、
模試が2セット掲載されています。
過去問が無いのでこれを
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
から購入するしかありません。
実際の過去問ではないので、本番の試験とは
少し難度がブレるというのがTOEIC専門家の
およその総意です。

一方で、
韓国で出版されている過去問は1冊10セットを
安価に購入できるのです。


TOIEC で高得点を狙う場合には、
とにかく受験し続けることが必要です。
TOEICの年間受験料総額は、10万8900円。
これに教材費用、受験地までの交通費、
場合によってはプロのレッスン費用等
を合算するとかなりの出費になります。
このような状況を踏まえると、
TOEIC において、
日本人は韓国人よりも
経済的観点からも著しく不利になります。

韓国と日本で条件が異なるのであれば、
それは国際的テストではなく
日本独自のテストになってしまいます。
であるならば、
TOEIC の名称を用いることは
不可能であるはずです。
日本人受験者の足を引っ張る
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
はこの点をどう説明するのでしょうか。


[https://www.amazon.co.jp/-/en/HANGL077/dp/B09Q652XP2/ref=sr_1_4?crid=12VYTW9IOJ7RJ&keywords=TOEIC+%E6%97%A2%E5%87%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C%E9%9B%86&qid=1702554019&s=books&sprefix=toeic+%E6%97%A2%E5%87%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C%E9%9B%86%2Cstripbooks%2C156&s]

一部の日本人受験者も、アマゾンなどでこの過去問を
購入していると思います。
しかし解説や訳が韓国語なので、日本人にとっては
学習効率が韓国人受験者よりも低くなります。


また、韓国のTOEIC試験会場では受験者が皆
テスト用紙に書き込みしているとのこと。
これは現地で複数回受験した森田鉄也先生も
自身の動画で明確に証言しており、
ほぼ確実ではないでしょうか。

日本の試験会場では、問題用紙に少しでも
書き込みを入れると試験管が飛んできます。
この書き込み禁止のルールは、
国によって違うのでしょうか?
アメリカの機関 Educational Testing Service(ETS)
のホームページには、
書き込み禁止の条項は見当たりませんでした。


無論、日本でも書き込み可能であれば、
日本の平均得点は現状よりも上がります。


このような矛盾と不公平は
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
が既得権益化していることに起因すると考えます。

TOEIC LR の受験料金 7,810円。
年間受験者総数、約230万人。
7810 × 230万 =

17963000000

ざっくり言えば、年間

179億6千万300万円なり!


受験者は過去問が無いために、
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
の公式問題集を買うことは受験生にとって
事実上、大前提となっています。


公式問題集は現行のTOEIC LR で
0~10まで出版されています。
1冊で2セットしかないため、
次々と購入せざるをえないのです。
結果、公式問題集はバカ売れしています。
アマゾン等でのTOEIC教材売り上げ
ランキングで状況確認が可能です。



国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は
公式教材を購入させるために、問題冊子回収している側面
があるというのは邪推でしょうか。
過去問の流通を阻止することで、公式教材を購入せざるを
えない状況を作っているとも見える状況です。

違うでしょうか?

試験終了後に受験生を時間無制限に
拘束することに対する社会通念に合致した
正義と大儀、合理的根拠があるなら
公表していただきたいのです。



ちなみに、私はアメリカの
Educational Testing Service(ETS) の公式ホームページ
から、日本の状況に対する見解を問いただす質問を
英語の文章でメールしました。
今後、返答があれば公開すると思います。


国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
にはこれ以外でも疑問があります。

国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
公式問題集の隙間をつくようにして、
「公式教材」
を出版してきます。
先日発売されたばかりの2冊を私も購入しました。

公式TOEIC Listening & Reading トレーニング 2 
リーディング編
リスニング編


2冊とも、

【解説・語彙リスト・解答根拠】
は一切掲載してません。

[https://www.amazon.co.jp/-/en/ETS/dp/4906033725/ref=sr_1_1?crid=2RYI1DSB4ZR80&keywords=%E5%85%AC%E5%BC%8Ftoeic+listening+%26+reading+%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0+2+%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%B7%A8&qi]

こんなメチャクチャな編集理念の英語教材は市場原理から言って、
普通は存在しません。
編集会議で通る可能性がどう考えても無いです。
僕は英語教材を600冊以上個人所有していますが、
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)以外で
このような編集思想の教材を見たことが無いです。
1冊でもあったらどなたか指摘してください。
私は「メチャクチャ」という文言を使用しました。
これに関しては、
アマゾンの評価が市場判断・消費者判定を下すでしょう。
それでも、
「公式」というだけで貴重です。
私自身は丁寧に活用します。
一般のTOEIC教材を圧倒的に凌駕した売り上げになるでしょう。


現時点で
Amazon 評価で確認できるのは1件のみで、

☆☆☆☆★:以下コメント引用

1.0 out of 5 stars 解説がない
Reviewed in Japan on December 13, 2023
解説が無い
問題と回答と和訳のみ。単語や要点の解説はない。ミニ模試として隙間時間に演習するには手軽。上級者向き。上級者とて、あえてこの問題集を買って演習する必要性や特別感を感じない。公式TOEIC Listening & Reading 問題集があればそれで十分。



しかも、この種の教材に掲載される問題は
韓国の既出問題(過去問)から流用している
ものが多いのです。


なぜ、
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
だけがこのような「濡れ手に粟」の商売が成り立つのか。

過去問が無いからです!

なぜ、過去問が無いのか?

IIBCが問題回収しているからです!


この状況に関して
「フェアではない!」
「大儀も正義も合理的理由もない!」
と思う英語学習者はこの事実を拡散してください。

そして、

国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
理事長:大橋圭造氏におかれましては
日本で過去問を非公開にする理由、
問題冊子を回収する合理的理由を、
是非とも御説明頂ければと存じます。



今後も英語学習に関わる情報、体験談を発信していきます。

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