英語講師としてのキャリア設計

TEX 二井原

TEX 二井原

テーマ:大学入試


本記事は独学・国内学習による
英検1級保持者が書きました。


今回は英語講師としてのキャリア設計がテーマです。

英語パーソナルジム HIET(ヒート)を立ち上げる

に至った経緯を記します。

先ず、かつて私が英語講師としてのキャリアを踏み出す頃の話です。

講師に応募して筆記と模擬授業を受けて、

応募した予備校からの授業のオファーを待つ感じでした。

教壇に上がることになると

日々、大学受験の入試問題に向き合う必要があります。

難関大学の入試問題は知的威信とプライドを賭けた作品

という側面があります。

簡単に解けたり、教えたりできるようには決してならないです。

だからこそ自分の成長が実感できる、やりがいのある仕事です。

でもこのキャリヤ設計には問題があります。

少子化の影響で業界が過度な斜陽産業であることです。

何年も前から大学入試は「全入時代」に入っているため、

業界自体が成立し難い状態がずいぶん前から続いています。

たとえ業界に骨を埋めたくても、

教団で死なせろと宣ったところで、

ビジネスモデルが確実に消滅していくのです。

座して死を待つ経済的余裕も、

精神的強さもない僕としては

身の振り方を考えざるをえません。

他に考えられる選択肢としては、

全国的に展開しているスケールの大きめの塾で社員として

高校部を担当することです。

僕には両者の経験があります。

塾の場合は安定しますが、教務がメインというわけには

いかないのが普通だと思います。

具体的には、保護者懇談を授業直前まで、

1日10件こなしたうえで、

教壇に上がるといった状況だったりします。

英語科の先生は分かると思うのですが、

こういった状況では授業をこなしていたとしても

英語力の維持が困難になります。

英語力は筋肉みたいなもので、

絶え間なく鍛え続けなければ一瞬で無くなります。

英語講師としては上記の2択に加えて、

10年程前から3個目の選択肢も出てきました。

「英語スクール系」です。

これは主なターゲットが社会人であることが、

従来の「英会話教室」との違いです。

社会人となると、希望部署への条件で

TOEIC のスコアが必要という場合も多いです。

僕はこの英語スクールの講師も経験しました。

英語スクール市場は今後も成長すると実感しています。

顧客目線から見た問題点もありました。

それは、講師の英語力のバラツキが大きいということです。

これの意味することは、

講師の当たり外れがある。

ということです。

英会話の流暢度が高い講師が、生徒の英語を伸ばす

という単純な話ではないことに注意してください。

講師の英語力の下限がTOEICで測られている場合が

多く、その下限設定が低すぎるという指摘をしています。

実際、ほとんど英語スクールの講師応募条件として、

TOEC LR で860点か900点以上でした。

大学受験指導の経験者に限定しますが、

このスコアは正しく対策すればすんなり取れてしまいます。

僕もその内の一人でした。

スピーキングには苦手意識が今もあります。

その一方で、

帰国子女系やバイリンガルの講師も存在しました。

日々、病みながら努力を続けている僕としては、

無意識レベルで英語を操る人種に対しての嫉妬は

消すことができませんでした。

予備校講師としてこの種の先生には出会ったのは1人だけでした。

一般に予備校では講師採用時に、

環境に恵まれた結果としての英語力は

敬遠される傾向があるためです。

話を英語スクールに戻します。

生徒さんが講師を選ぶことは普通できないです。

また、

講師の客観的英語力が生徒に公開されることもないです。

生徒さんが納得したうえで通われているので、

重大な問題であるとは思いません。

そうこうしているうちに、

コロナの影響でオンライン授業の機会が多くなりました。

80名くらいの生徒相手に試行錯誤しながら

オンライン授業の自分なりのやり方を構築できました。

パーソナルトレーナーのような指導も増えて来ました。

このような様々な形態での授業経験を経て確信したのです。

オンラインのパーソナル授業が最強である

そこで、自分のスクールを世に問うことにしたのです。

先ず、集客をどうするのか。

自分のホームページで自分を売り込むのではなく、

講師の品質が運営会社によって担保されている

プラットフォームで運用することが生徒さんにとっても

最善、最良と考えました。

マイベストプロが真っ先に思い浮かびました。

英検1級道場の山中先生の発信を長年追っていたからです。

マイベストプロの審査は厳正です。

オンライン面談で、最初に求められたのが、

資格証明書の送付でした。

担当者の方は事前に私のネット上の授業映像などを

チェックされていました。

このように、全体の信用に関わる信頼度を

第3者が審査したうえで講師登録する仕組みなのです。

無論、自分自身が商品であるという厳しさはつきまといます。

そのため、

自己証明は義務であると考えます。

具体的には、私は英検1級を取得していますが、

英検の出題形式が変わるので、改めて受験して

結果を証明する必要があると思っています。

正直に言って、語彙力は徐々に落ちています。

毎日英語に接しています。 それでも

英検1級が求める1万~1万5千語レベルの維持は

並大抵ではないのです。

僕の場合は暗記能力がとても低いので、かなりつらいのです。

英検1級の問題集を趣味的に解いたり、

英検対策の授業をしてるので、

問1以外のパートに関してはクリアできる状態は維持できています。

英検に関しては新設問が加わるので、僕はプロの端くれとして

英検1級は取り直しの必要があると思っているのです。

新傾向の英文英語要約に関しては、

それほど難しいとは思いませんが、

今から少しづつ研究をしていくつもりです。

なぜこんなことを書くのか。

僕自身が英語学習者だからです。

日々、悪戦苦闘しているのです。

「英語ができる」

などと死んでも一生言えません。

それでも思うのです。

「英語は究極の遊びだ」

他人と比べて悲観するのではなく、

過去の自分と比べて成長を実感したいものです。

成長の実感。

これって人間の根源的・本質的衝動です。

子供を見ていればこれは明らかです。

子供は例えば、縄跳びの2重飛びを

何千、何万回と自ら練習します。

そこに損得勘定や打算の入る隙はありません。

自分の人生を有利にするための自己投資などではないのです。

子供のあのひたむきな集中力、忍耐力、継続力の正体は何か。

「遊びがもたらす成長の実感」

以外に説明がつかないのです。

そして、僕は思うのです。

「英語は究極の遊び」

成長の実感を共有するために、僕はこの仕事を生業としています。

これからも英語の役立ち情報を発信していきます。

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TEX 二井原
専門家

TEX 二井原(英語講師)

英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training

★英検1級所持の代表自ら個別指導★ 難関大合格 ★ 英検合格 3~1級合格 ★ TOEIC 900 突破 ★ たった一人の生徒さんに完璧に合わせたプログラム

TEX 二井原プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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