入試英語  教材お勧め

TEX 二井原

TEX 二井原

テーマ:大学入試


本記事は独学・国内学習による
英検1級保持者が書きました。


先日、入試英語の文法教材に関しての記事を書きました。

そこで、問題掲載数に着目すべきと指摘しました。

具体的には、

網羅系の特徴として約1500問掲載されていることを指摘しました。

[[http://mbp-japan.com/hyogo/english-work-out/column/5144796/]]

今回、網羅系問題集を使うときの注意点として、

意識すべき特徴を指摘します。

Nexstage に代表される網羅系では、

全ての文法語法の単元が並列されています。

でも、

英文法は立体的に捉える必要

があるのです。

つまり、

英文法は次の3つの概念の上に積みあがる立体構造があります。

4大品詞(名/形/副/動)・5文型・句と節


この3個の概念は例えば、助動詞とか受動態などといった

文法単元とは次元が異なるのです。

かなり偏差値が高い生徒でも、

この根本的、本質的な英文法の全体構造に関して鈍感です。

僕には、この原因として思い当たることがあります。

網羅系の問題集のやり過ぎ、です。

更に言えば、

自分が使っている文法問題集が網羅系だという意識

が欠如しているのです。

学校の先生が勧めたから、

周りのみんなが使っているから自分も使う。

その結果、なぜ Nextstage でなければならないのか。

そこに思考が及んでいないのです。

ちなみに、Nextstage は典型例として挙げています。

560万部超えの定番であるということもあります。

網羅系を選ぶ理由としての合理的理由は、

掲載数の少ないタイプの問題集を用いて、

「類題に対応できる方法論を身に着けるよりも、

1500題を回して準備した方が確実性に勝る」

といった戦略的思考を人に説明できるレベルまで

突き詰めたうえで使うべきなのです。

英語学習において、1冊の教材を選ぶということは

そうゆうことなのです。

時間に追われる社会人英語学習者はその点シビアです。

社会人の生徒さんにある教材を勧めたとしても、

その本でなければならない合理的根拠の説明が

できなければ普通は納得は得られません。

一般に、大学受験生の生徒さんはその点が甘いのです。

そのうえで、今回考察したいのは、

上で述べた英文法の立体的な全体構造を

頭の中に構築するのに適した問題集はないのか。

という難題です。

これに関して、僕自身は何年も考えています。

現時点で確信に到達しているわけではありません。

なので、今から述べる私見に関して、

英語学習者の方のご意見を頂ければと思います。

結論から申せば、

Nextstage を典型とする網羅系は4択空所補充問題を

基軸とした編集ですが、この問題形式が英文法学習

の最適とは言えないと考えます。

整序問題をやるべきです。


整序問題をパズルのように実際に英語を書いて

組み立てていく過程で、

品詞・5文型・句と節

の概念がある程度、自動的に身につきます。

文字での解説で論理的に理解する感じではありません。

文法用語に頼らず、

英語の語順・発想・基本原理を

帰納法的に悟ることが可能になるのです。

僕はこのような仮説を持っていたので、

生徒さんに試す前に、

実際に、自分の子供で検証してみました。

現在、娘は小5で、英検準2級を取得しています。

英語学習は小4で開始し、塾には行ってません。

公立の小学校です。

幼稚園もインターナショナル系とかではなく、

普通の環境です。

彼女は文法用語はまったく知りません。

文型、助動詞、時制、等の言葉は一切用いていないのです。

英検の準2級のライティングが書けるのか?

高得点の答案が書けるのです。

こちらの整序問題をある程度やっただけです。

解きながら思い出す 中学英文法


整序問題の場合は解説不要です。

正解を見て正しい英文を身体に刻んでいくだけです。

文字による論理的解説こそが、場合によっては

英語の本質から逸れるのです。

以上の観点から、上記以外に僕が理想的と考える

教材を挙げておきます。







これらは整序問題を基軸に、

文型、品詞、句と節の3大概念を文法用語に頼らず身につく

ように工夫されています。

これら3大概念はお互いに絡み合って

英文法の全体構造を支える根幹を形成します。

まとめ。

英文法は全体構造を立体的に意識すべき

そのためのトレーニングとして整序問題が最適

これからの英語学習のお役立ち情報を発信していきます。

[[http://mbp-japan.com/hyogo/english-work-out/]]

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TEX 二井原
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TEX 二井原(英語講師)

英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training

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