英検1級(準1級)ライティング 攻略法②

TEX 二井原

TEX 二井原

テーマ:英検

本記事は独学・国内学習による
英検1級保持者が書きました。

英検のライティングでは、字数設定から考えて、

求められる理由提示の数、構成が次のように定まります。

★英検1級   = ¶1+¶2 理由①+¶3 理由②+¶4 理由③+¶5

★ 英検準1級  = ¶1+¶2 理由①+¶3 理由②+¶4

第1パラグラフ・最終パラグラフはそれぞれ〈導入〉〈まとめ〉になります。

したがって、英検の対策教材や過去問、専門家の先生方の発信では、

英検1級の模範解答に理由が3個漏れなく盛り込まれています。

最後の1個が思いつかない場合の「逃げ方」が語られることはありません。

でも実際には、

 「本番試験の際に3個目の理由がどうしても浮かばない」

 「3個目の理由が1個目の理由と結局は被ってしまう」

という事態が発生します。

その結果、多くの受験生が不合格になっているはずです。

なぜなら、1次試験の配点の3分の1を占めるライティングでのミスは

致命傷となるからです。

無論、理由3個を直ぐに思いつく状態にすることが英検1級対策の肝です。

これを前提に今回は、

「最後の理由1個が思い浮かばない」場合の逃げ方・対処方法を考えてみます。

保険としての戦略です。

積極的使用すべき戦略ではないことに注意してください。


● 英検1級で3個目の理由が思いつかない場合の逃げ方

第4パラグラフから〈自説の対立見解〉を持ち出して〈譲歩〉の構成にします。

その際、第2・3パラグラフで提示の自説を〈部分否定〉で弱点指摘します。

例えば、第4パラグラフ冒頭で、

However, it is important to note that not all effects of 〈主張・理由〉are considered beneficial.

続く第2文以降で〈主張〉の具体的弱点を詳述します。

In fact, some experts point out that 〈主張〉has detrimental effects on society.

最終文で改めて自説の優位性を提示します。

In spite of this negative aspect of 〈主張〉,

from a wide point of view, it is obvious that 〈主張〉outweighs 〈対立見解〉.

これに対する根拠は第2・3パラグラフで提示済なので、改めて詳述する必要はないでしょう。


試験本番で3個目の理由が思いつかないで時間が切迫した場合、

現場判断で上記の〈逃げ方〉に戦略変更する選択肢を備えることが可能です。

なお、英検ライティングの採点基準は次の4つの観点です。

〈内容〉〈構成〉〈語彙〉〈文法〉

上記戦略を用いた場合、〈構成〉で少し減点になると僕は考えます。

使用する際は、正攻法ではないと割り切ったうえで、自己責任で判断してくださいね。

こういった戦略をお持ちの方、是非教えてください。

一緒に洗練された技術を練り上げていきましょう!

これからも、英語に関する役立ち情報や体験談を発信していきます。

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TEX 二井原
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TEX 二井原(英語講師)

英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training

★英検1級所持の代表自ら個別指導★ 難関大合格 ★ 英検合格 3~1級合格 ★ TOEIC 900 突破 ★ たった一人の生徒さんに完璧に合わせたプログラム

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