ピアノの譜読みは両手で!
何かを失敗したときに、失敗の理由が解れば失敗の修正は可能ですが、
理由が解り辛い時の失敗の解決は、大変難しいと思います。
私は過去にそのような経験を致しました。
自分では、自分なりに弾きこむ箇所も決め、時間を決めて、イメージトレーニングもして一生懸命弾きました。
しかし思わぬところで上手く弾けなかったのです。
緊張していた訳でもなく、原因はすぐには思いつきませんでした。
「緊張していた」「練習が足りなかった」「いつも上手く弾けていなかった」など、
何か理由を考えましたが、心当たりがありません。
しかし2日後にもう一度同じ曲を弾かなければなりません。
もう頭の中がぐしゃぐしゃで、どのようにこの2日間で修正できるのかの検討がつきませんでした。
とにかく上手く弾けなかったところを何度も繰り返し弾くしか手立てがないと思い、
少しの時間もその箇所の矯正に取り組みました。
その間もずっと「何故上手くいかなかったか?」を考え続けました。
しかし、家で弾くと上手くいくのです。
生徒さんが良く私に言う「家では弾けていた!!!」と私も言いたかったくらいです。
2日間の長かったことと言ったら、もうほとんどの時間、ピアノの前に居ました。
ピアノから離れられない状態でした。
弾くにつれ、次第に気持ちが落ち着いてきました。
そして原因が、今少し思いつく気も致します。
「もう弾けている」といった怠慢が無かったか?・・と云うことです。
「これが」・・と云うことは今となっても結局は解らないのですが、
「弾ける」「大丈夫」等との気持ちの緩みがあったようにも思います。
気は引き締めていたつもりなんですけれど。
とにもかくにも、2日後の演奏を無事に終え、現在は反省と共に原因究明中です。
失敗はそれは無ければ無いに越したことはありませんが、人間なので失敗もします。
しかし、2度同じことは許されません。
この失敗から学んだことを次に生かせるように、どれだけ弾けていても慢心することなく、シッカリと頑張ろうと思っています。
「家では弾けていたよ」と言う生徒さんにも、「家で弾けていたことがどうしてレッスンで弾けなかったのか?」を、
一度話してみたいです。
何事も経験は大切です。
そこから学ぶことは沢山あります。
しかし「失敗から学ぶこと」はとても大きな学びだと思った次第です。
宜しければホームページもご覧ください。
芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」
https://canonpiano.com