ピアノの譜読みは両手で!
芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。
子どもが出来て、母親、父親になるとわが子の習い事や将来について悩むことが多く出てきます。
特に貴重な幼児期は短いですね。
そこで、幼児関連の著書も多くあり、脳科科学者の立場で幼児教育に深く携わっている脳科学者・澤口俊之先生が、
「ピアノが脳にいいってホント?」の中で、澤口先生がピアノがどのように脳に良いのかを書いていらっしゃる記事をお読みください。
澤口俊之
「ピアノはスキルを伸ばすだけでなく、地頭(※1)を作る万能な習い事と云うことが脳科学的に証明されている」
と云うはなしをされました。
今、行ったことが色々な能力につながる・・このような現象を《般化現象※2》といいます。
実は《般化現象》がとても重要なことなんです。
貴重な幼児期はあまり時間がありません。
遅くても8歳、本来は6歳までに《般化現象》を起こすような何かをやっておかないといけないんです。
色々な事が将来できるためのベースを作れるのが8歳までなんです。
勿論、様々な習い事があって、やりたいことも人それぞれですから、好きな習い事をして、スキルを身につけることは必要です。
ただ、あれもこれもではお子さんはただただ大変ですし、人生を生き抜くためにはスキルだけではダメなこともあります。
それもやりつつ、8歳までに《般化現象》を起こし、能力を伸ばす効果がある習い事をすることをお勧めします。
それが、今の時点ではピアノである、ということです。
大事なのは
「社会の中でうまく生きていく知能を育てること」
です。
一番良くないのは、特化したものばかりやって、その成功に満足することです。
つまり計算だけに特化しても文章問題が出来ないのでは、意味がありません。
人生を生き抜くために必要なのは、スキルなのではなく、
自分の頭で考え、自分で判断して行動できる能力・地頭が何より必要です。
そこを小さな子どもの間に伸ばしてあげてください。
そして、どうかお子さんの目の前の成功や失敗に一喜一憂しないで下さい。
あくまでも「今は社会の中でうまく生きていく知能を育てている」と云う段階なので、もっとずっと先を見据えて見守ってあげて下さい。
お子さんが夢に夢を持ち、将来それを叶え幸せな人生を送れるように、
お子さんを信じて導いて欲しい』
・・と締めくくられています。
また、ピアノと共に学ぶ「絶対音感トレーニング」にはIQを10上げる効果があると言われていますが、
これはまた次回に書きたいと思います。
※1 地頭:教育で与えられたのではに、その人本来の頭の良さ、論理的思考力やコミュニケーション能力を云う。
※2 般化現象:常に本人の能力の限界のギリギリのところでトレーニングを行わせてることです。この現象はトレーニングをした課題の能力が向上する「学習」効果に加えて、直接学習した以外の能力も向上することを意味している。