【就活生必読】面接で好印象を与える受け応えの極意

川邊暁美

川邊暁美

テーマ:就活生必読コラム

      
人生を左右する就職活動での面接試験。しっかりと個性や熱意をアピールして内定をつかみ
取りたいですね。
面接では、まず、「伝わる声」で受け答えをすることが大切です。
「声が聞き取れない」「声が暗くて単調」などは「自信がない」「積極性に欠ける」印象ですし、
「語尾がのびる」「言葉が途中で消える」などは「知的でない」「責任感のない」印象を持たれてしまいます。
 面接試験を想定し、座った状態で2~3メートル離れた面接官に話すように「声を前に出す」練習をしておきましょう。速さは1分間に300~330字程度を目安にし、キーワードは特にゆっくりと、十分な「間」を取って話すと効果的です。
 
そして、面接突破のために、信頼される説得力のある話し方を心がけましょう。
そのためには、まず、「話の主語をはしょらない」ことです。
主語のない文章は「自分の言葉で語っていない」印象です。常に「わたくしは~です」と主語を明確に、そして語尾の「です。ます。ございます」まで、「はっきりと文章を言い切る」ようにすると、話の軸がぶれず、安定した印象を与えることができます。
 
 また、「結論(一番伝えたいこと)を先に、理由・エピソード・具体例・説明などは後で」
話すと、話の道筋が見えやすいので、聞き手に伝わりやすくなります。
たとえば「私の長所を一言で言うと○○ということです。と言いますのは~」と理由を述べたり、「私が御社を志望した理由は3つあります。1つめは~」と項目を立てて内容を示す話し方です。

「的確な言葉を選ぶ」ことも重要です。あいまいな言葉や省略した言葉を避け、名称や時期、数字などは具体的に話しましょう。
×「結構、バイトとかコンビニで長くしてたので~工夫したら売上もわりとのびたりして~」
○「1回生の夏から2年間、コンビニエンスストアでアルバイトをしておりました。レジの前に並べる商品を天候に合わせて変えたところ、売上が前年に比べて20%もアップ致しました」

 質問に答える際は、焦らずにまず最後までしっかりと質問を聞くことが肝心です。
質問を聞き取りそびれたり、意味がわからない場合は丁寧に、「申し訳ございません。もう一度、お願いできますでしょうか」「~という意味でよろしいでしょうか」と聞き返します。
 過度に謙遜せず、プラス思考で肯定的な表現をするようにしてください。
×「何をやっても続かず、中途半端です」
○「好奇心が強く、何事もひとまずチャレンジしてみます」
のように、良い面にスポットを当てて表現すると、好印象です。
自分に自信を持って「誠実に、笑顔で、落ち着いて」伝えることを心掛ければ、きっと伝わります。

☆NHK文化センター神戸教室「思いを伝える!自己紹介のコツ」3月26日「思いを伝える!自己紹介のコツ」講座を開催致します。
日時:2016年3月26日(土)15:00~17:00
会場:NHK文化センター神戸教室(JR神戸駅前 HDCビル6階)
電話:078-360-6198
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_721271.html

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川邊暁美
専門家

川邊暁美(アナウンサー)

言の葉OFFICE かのん

NHKニュースキャスターのキャリアがあるから、明瞭で説得力のある声の使い方、話の構成、言葉の選び方など「伝わる声と話し方」をトータルで指導することができます。原稿のブラッシュアップもサポート致します。

川邊暁美プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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