何が起こるかわからない?

辻村豊

辻村豊

テーマ:研究開発のヒント


皆様方、お世話になっております。日々雑感を綴っております。

また巡って来ました。

またもや3月11日が巡ってまいりました。
壮絶な体験をされた方は多くおられると思います。
そのような方々には何も申し上げることができません。
ただ、関西在住の私の周囲ではいささか縁遠いという雰囲気があるのは事実です。
しかしながら、必ずしもそうではありません。
知り合いには出身地の神戸で阪神淡路大震災に遭い、赴任先の東北地方東日本大震災に遭った者もおります。
私も少しばかり、かすっておりました。

13年前のあの日

13年前ですが、前職で構造材料の樹脂の仕事をしておりました。
その関係で、宇都宮から東に行った巨大自動車メーカーに通っておりました。
その自動車メーカーの打ち合わせは、いつも会議室ではなく、社員食堂で実施されていました。
さすが巨大自動車メーカーの社員食堂、収容人数も巨大でした。
見渡すと大広間で、柱もない非常に見通しの良い、巨大な空間でした。
床には色分けされたテープが貼ってあり、『定食』、『麺類』などに交通整理がされていました。
良く打ち合わせをしていたのは、昼食時のピークから後のことで、食堂も閑散としていましたが、それでも営業していて、飲み物などは販売していました。

当初は3月11日(金)であった

そして、2011年の3月11日(金)にその巨大自動車メーカーで打ち合わせが予定されていました。
個人的には金曜日に関東方面へ行くことは喜ばしいことでした。
実のところ、東京には金土日にしか開店していない模型屋があり、そこでは既に数々の掘り出しを購入していたので…とい不純な理由でしたが…
ところが、何がどうなったのか?わかりませんが、打ち合わせはその2日前の3月9日に設定されました。
『えー!?水曜日?あの模型屋に行けないやん?』
と思ったので、よく覚えております。(笑)

2日前にも地震があった

そうは言っても、仕事ですので、2011年3月9日は宇都宮近辺まで行き、打ち合わせを無事に済ませ、次の日は会社で仕事もあるので大人しく当日帰りの新幹線に乗り込みました。
すると、熱海あたりで緊急停止しました。
地震が発生したとのことでした。
しばらくすると動き出しました。
あれが二日後の前触れだったのかもしれません。

柱が無かった…

そして、その二日後です。
あの巨大自動車工場も大きく揺れ、何と社員食堂で犠牲者も発生しました。
上記のように、『柱もない…』が命取りだったのでしょうか?
もし、当初の予定通り、打ち合わせが3月11日でしたら、無傷ではなかったと思います。

大阪北部地震

その後、実家のある枚方市は2018年6月18日に大阪北部地震に襲われました。
実家は棚から物が散乱する程度でした。
しかしながら、父親が世話になっていたヘルパーさんによると、他の利用者さんのところでは、家屋の倒壊は免れたものの、家具は倒れ、大変な状況になっていたところもあったそうです。
特に淀川に近いところの被害が酷く、大きな河川の付近は砂地であるがための影響があったのではないか?と言われています。

ちょっとしたことで…

更に、実家では私が〇型のねじ込み金具と紐でごく簡単ではありますが、棚類を固定しておりました。
どうやらこれが功を奏したようです。
よろしければご参考にしていただければ幸いに存じます。

父親の様子を見に来たケアマネージャーさんに話をしたところ、早速写真を撮っていました。
てなことで、いつ何に巻き込まれるか?わからない!お話でした。

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辻村豊
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辻村豊(技術コンサルタント)

合同会社 播羊化学研究所

原料や素材の研究開発、製造工程、PRなどに関する企業様のお困りごとを丁寧にサポート致します。専用の実験室で実証実験や試作も可能、少量からOKです。更に技術系社員の育成、技術承継のご相談なども承ります。

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