釣書(身上書)の書き方
芦屋縁の会員様の半数は、親御様がご相談に来られて、ご本人がご入会されるケースになります。
なので当然親御様のご希望も反映され、ご本人との間で意見の食い違いがあったりも多く、両者から沢山のご相談を受けてきました。
これまでの経験の中から、私が必ずお伝えしてきたことは一つ。
『子供が幸せな結婚をするために一番大切なことは、まず親が子供を信じ見守ることです。』
本当にこれに尽きます。
これまで親が培ってきた考え方や価値観は、本人に自然と染み渡っています。
たとえ反抗的な態度を示したとしても、それは親の考えが本人に深く響いている証拠だと思います。
だからこそ親にできることは、本人が自分自身で選び、決断できるような環境を作って、心地よく過ごせるようにサポートしつつ、見守ることが本当に大切です。
ご本人からの悩み相談の多くは、
「親が〜はダメ、〜でないといけない」と言うので、それが気になってこれまでの恋愛も前に進むことができませんでした。というもの。
考えてみてください。
子供という前に一人の人間の人生の、大切な経験の機会を失わせていることは、本当に大きなことです。
傷つくことから守りたい気持ちは、親として当然かもしれません。
でも「経験」というものは、大人になってからの大きな心の資産です。
それがご本人の軸となり、判断できる力になっていると、これまでの多くの会員様を見てきて感じます。
一方で親御様が結婚に際して気になる「育った環境」について。
これはこれで、似通った価値観を持つお相手を探すには、とても大切な要素であることも事実です。
ここについては私も仲人として見守りながら、ご縁組みをさせて頂いております。
また「経験」のあるお子様なら、ご本人が理解していて親が見張り番をしなくても大丈夫です。
本人にとっていちばん大切なのは、幸せになることです。
上記のようなことが合わさった先に、幸せが待っています。
ご本人は気分良くお見合いに出向き、気分良く今日のお相手についてご両親とお話ができる、その先に幸せが待っているとお考えください。
そのために親ができることは「信じて見守る」こと。
そしていろんな経験をさせてあげることだと思います。