見た目ケアを通じて、生きる力を引き出す「医療美容師」（2/3）

ウィッグをカットして好みのヘアスタイルに

「最高の似合わせを提案し、生涯寄り添える美容室へ」を理念として掲げ、「闘病中でもおしゃれしたい」「人目を気にせず歩きたい」という思いに寄り添う高木さん。これまで培ってきたカット技術で、既製品のウィッグを「自分の髪のように」自然に仕上げます。

「インターネットで購入したウィッグが似合わなくて困っておられる方は、ウィッグを持って当サロンにお越しください。お客さまに似合うオリジナルの髪型にカットして、生命力のあるウィッグへと生まれ変わらせます」

カウンセリングで、髪と地肌の状態や年齢だけではなく、必要であれば治療前と治療後の生活スタイルの変化まで確認。「抗がん剤治療で髪が抜け落ちた」「似合うウィッグを提案してほしい」「購入したウィッグの長さや毛量に違和感がある」「働きながら治療できるように容姿を整えたい」など、一人ひとりの悩みに丁寧に耳を傾け細やかに対応しています。

同サロンのホームページで紹介されている「ウィッグに変わったことを周りの人に気づかれなかった」「他店で購入したウィッグをきれいにカットしてもらえた」といった利用者の声からも、厚い信頼を寄せられていることが伝わってきました。

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【次ページ】スタイリング技術「リセットカット」で髪の流れや量を調整

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