工事完了後が長いお付き合いの始まり。地域の塗装店として大切な住まいを守り続ける（2/3）

18歳で塗装業界へ。複数の色を用いて仕上げる多彩色塗装にも対応

　親戚から声を掛けられたことをきっかけに、18歳で塗装業界に入った澤田さん。2社で実務経験を積んだ後、2022年3月に独立しました。

　「開業して初めてご依頼いただいたお客さまは、特に印象に残っています。完工後に『きれいになった』と喜んでおられるお顔を拝見した時は、塗装職人になって良かったと心から思いました。お客さまから『ありがとう』のお言葉と共に代金をいただく時は、自分たちの存在を認められたような気持ちになり、達成感を得ると同時に気が引き締まります」

　澤田さんのもとでは、下地処理や下塗りといった目につきにくい工程も一切妥協せず、10年先、20年先を考えた対策を講じています。
　「汚れや古い塗膜を落とす高圧洗浄やさびの除去などを徹底し、塗料の性能を最大限引き出せるよう努めています。また外壁の素材を見極めたうえで、適切な塗料を選定します」

　中でも得意としているのが、複数の色を用いてレンガやコンクリートのような質感や立体感を出せる多彩色塗装です。
　「『単色では物足りない』『高級感がほしい』といった方におすすめです。レンガ調で表面に凹凸があるなど意匠性がある場合も、その模様を生かして仕上げることが可能です」

　工事完了後、窓枠などのサッシににじみがなく、ラインがビシッとまっすぐに出ているのを見るのがうれしいと、笑顔を見せる澤田さん。「今後は社員をさらに増やし、地域でトップ3に入る塗装屋を目指します。ゆくゆくは苫小牧で一番になりたいですね」と力を込めます。

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