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高坂英己プロは北海道テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です

雑草対策にお悩みの方へ・・・その1

高坂英己

高坂英己

テーマ:エクステリア&ガーデンづくり

雑草対策にお悩みの方へ・・・


 
 ここ数年、テレビの情報番組の「お天気」コーナーの割り振り時間が随分と長くなりました。そして、より詳細にもなりました。それはつまり、全国の気象状況が年々激変しており、気象の変化が私達の生活に多大なる影響を与える時代に入ったという証でもあります。
最近のさまざまな気象災害も今では本州に限らず、ここ北海道でも例外ではなくなりました。気温の異常な上昇、ゲリラ豪雨や雷・竜巻などの異常気象のニュースも以前と比べて随分と多くなりました。
エクステリアやガーデン環境にもこの異常気象の影響は徐々に出てきています。その中でも、特に雑草駆除のご相談件数が年々飛躍的に増え続けているのには驚きです。

今回はそういった皆様方のために、「雑草対策として何をどうしたら良いのか?」を中心に、防草対策のポイントをシリーズに分けてお話ししたいと思います。


雑草を繁茂させない方法とは?

先ずは、敷地内に雑草を生やさない方法として、一般的に以下の方法があります。
①手作業で除草
②除草剤を定期的に散布する
③防草シートを敷設する
④既存の土壌を入れ替える
⑤地表をコンクリートやアスファルトで覆う
⑥地面にレンガやインターロッキングなどを敷きつめて、雑草の芽を地表に出さない

雑草対策としては対象面積の大小に関わらず、結局は上記の①〜⑥の方法のどれか一つ、もしくはそれらのいずれかの組み合わせで実施するかの選択になるかと思います。それぞれがそれなりに効果はあるのですが、やはり費用対効果(初期投資を節約すると労務の手間が長く続き、初期費用をかけると後々は手間いらずに近い状態になる場合が多いです)を基準とした方が良いかと思います。
そういう意味では、「②除草材の散布」、それと「③防草シートの敷設」が一般的でしょう。

除草剤の使用時に気をつけたいこと

最近は、除草剤も近くのホームセンターなどで気軽に入手でき、いろいろな価格帯の商品が数多く販売されています。そのどれもが、手軽に利用できるようにそのパッケージも工夫されています。ただ、商品の種類や使い方によっては効果が出にくかったりする場合がありますので、使用の際には注意が必要です。
以下、購入から使用時期まで注意すべきポイントを挙げてみましたので、是非参考にしてください。

①購入の際は、どの雑草に効くかなどの商品の注意書きをよく確認し、マニュアル通りに正しく使用する。(どの雑草にも効く完璧な除草剤はありません)

②除草剤といっても「農薬(=劇薬)」ですから、使用には保護メガネや手袋等で身体を保護し、使用後はしっかりと手洗い・うがいをする。

③使用に際しては、自分の敷地内だからといって無制限に散布しない。

④廻りの植物や環境にはもちろん、隣家のお庭や通行人・ペットにも悪影響を及ぼさないように最大限の配慮をする。

⑤液体除草剤は即効性がありますが持続性は乏しく、面積当たりのコストは粉末除草剤よりもコストは高い。

⑥粉末(顆粒状)除草剤は遅効性だが持続性(約3ヶ月)があり、コストは安いが散布のタイミングを間違えると効果が薄い。

⑦さらなる防草効果を高めたい場合、北海道などの積雪地域では降雪の前日に1回目を散布し、2回目を翌年5〜6月頃に、その後は約3ヶ月毎に散布するのがベターです。(このやり方には北国特有の理由が有り、マル秘テクニックです!)



次回は「防草シートの有用性」についてお話ししたいと思います。



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高坂英己
専門家

高坂英己(エクステリア・外構工事業、造園業)

末広緑化造園株式会社

エクステリア・ガーデン工事のデザインから設計、施工までを一貫して自社で行う。さまざまな公共工事に対応する中で磨き上げた幅広い工種と発想力で、顧客の空間への思いを形にする。

高坂英己プロは北海道テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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