高齢者の膝・腰の痛み
薬の分類に「治療薬or保健薬」という分け方があるのをご存じでしょうか?
治療薬とは病気やそれに伴う症状を治す薬で、風邪を例にしますと、発熱に使う解熱剤や肺の炎症に使う抗生物質、咳止め、鼻水止めなどなど風邪症状を抑えたり原因となる細菌を取り除いたりします。
一方保健薬とは書いて字の如く健康を保つ為の薬ですが、病気は疲労やストレスなどで体調不良になった時に生ずる場合が多く、その不良な体調を健康に導く薬を指します。
風邪を例にしますと、不摂生や過労などで体を弱らせそこに寒さなどの要因が加わると風邪を引きますが、弱った体を回復させる為に栄養剤や免疫を高めるのが保健薬です。
風邪を体力のある人が引いた場合は治療薬による対症療法だけで殆ど治癒しますが、高齢者など体力が衰えている人の場合は治療薬だけでは治癒しないことも多く、保健薬を加えることで早く治ります。
漢方では治療薬は主に実証用薬、保健薬は虚証用薬が多くこれ等の薬は体質改善の効果があります。
詳しくは漢方寿福堂にお問い合わせください。