大切な人や財産を守るため、防犯カメラでセキュリティー対策を（3/3）

カメラの設置場所を見極め、具体的にアドバイスできることが強み

　金田さんは2009年から2021年まで自動車関連会社に勤め、システム関連部署に在籍。店舗向けの防犯カメラの仕入れ、設定、取り付けといった工程に携わり、一連の業務について知見を養い、技術を身に付けました。

　「前職で、何度も設置後の映像確認を行ってきましたので、カメラをレイアウトする場所を見極めることができます。『この辺りに焦点を当てたいんだけど、どこに付けたらいいかな』といったご質問にも、『その角度では見えない箇所がありますから、ここから撮ったほうがいいですよ』などと、具体的にアドバイスできるのが強みです」

　2021年の独立に際しては、「日本防犯システム」と代理店契約を結び、ビジネスの基盤としました。

　「ホームページを作るスキルも持っていたので、集客に欠かせないWEBの分野に取り組みつつ、自分で事業を立ち上げ挑戦してみようと思い独立しました。コロナ禍で在宅勤務が普及し、外出する機会も減ったので、オフィスなどで監視の需要が増えると見込んでの起業でしたが、広告チラシなどへの反応が薄く、最初は苦労の連続でした」

　日々更新される防犯カメラに関する情報を追い、知識をアップデートする金田さん。今後は、スーパーやデパートといった大型店舗から個人宅に至るまで、幅広い層にサービスを提供していきたいと意欲を見せます。
　「お客さまが抱えているセキュリティー上の課題を解決に導くために、持てるノウハウを存分に発揮していきたいですね」

（取材年月：2023年11月）

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