ペアシェイプカットダイヤモンドの婚約指輪
前回は婚約指輪と結婚指輪の違いについてお送りしましたが、今回は最近人気の高いセットリングについて触れてみたいと思います。
セットリングとは文字通り婚約指輪と結婚指輪をセットで重ね着けできるタイプのリングのことです。
それがなぜ人気かというと一本着けと重ね着けの二つのデザインが楽しめるというのもありますが、何より婚約指輪を使えるシーンが大幅に増加するからだと思います。婚約指輪と結婚指輪を別々のデザインにしてしまうと、左手に結婚指輪、右手に婚約指輪というように両手に指輪を着ける形になるのが一般的です。どうもこれではちょっとしたお出かけには使いづらいと感じる方が多いようです。
その点セットリングだとお出かけの時に結婚指輪の上にそのまま重ねて、お帰りになるとそのままはずすだけという手軽さと、重ねることによって、普段より少し華やかな雰囲気も演出できるという一石二鳥のデザインになっています。重ねたときのデザインも考慮されているので、一本で着けても二本重ねてもきれいなフォルムになります。最近の婚約指輪は昔のものに比べてかなり背も低くなっているので使い勝手もずいぶん良くなっています。
昔の婚約指輪というのはとても大きな爪でダイヤモンドをセッティングしていたので背も高く、衣類などにも引っかかりやすく、結婚指輪とのコーディネートも考慮されていたとはいえなかったと思います。
時代の流れとともに婚約指輪のデザインも進歩しているんですね。