『小規模事業者持続化補助金について』
少なくない経営者が金融機関対応に間違えた考え方を持ち込ん
でいます。真逆の対応をしておられる社長様も少なくありませ
ん。まず結論ですが、以下の3つを確認してください。
●1.『雨傘理論』ではなく『日傘理論』で考えてください。
●2.『借り手(会社)の論理』ではなく『貸し手(金融機関)
の論理』で考えてください。
●3.『困ったら借りる』ではなく『借りられる時に借りる』
で行動してください。
以下で解説いたします。
●1.×『雨傘理論』⇒ 〇『日傘理論』
金融機関にある傘はすべて『日傘』です。(一部の制度融資を
除く)金融機関は、資金を必要とする会社にお金を貸すのでは
なく、返済してもらえる会社に融資をします。必要だから、な
ければ困るから貸してくれ…この理屈は通りません。このよう
に返済できるから融資をお願いしたい…この論理展開が重要で
す。
金融機関に、困った会社への救済融資という商品『雨傘』は存
在しません。一部(コロナ融資等)の制度融資は特例です。
●2.×『借り手(会社)の論理』⇒ 〇『貸し手(金融機関)
の論理』
・今は資金が必要でないから借りない。金利ももったいない。
・今は資金が必要だから借りたい。
上記は『借り手の論理』です。
・今は経営状況が良いから融資できますよ。
・今は経営状況が悪いから融資できませんよ。
これらは『貸し手の論理』です。
経営状況が良くて、資金が必要な時には、双方の意向がマッチ
して、資金調達ができますが、経営状況が悪ければ、資金が必
要になっても資金調達はできません。
●3.×『困ったら借りる』⇒ 〇『借りられる時に借りる』
資金余力が十分でない会社は、自社の都合ではなく、貸し手の
都合に合わせて資金調達を継続すべきです。少しばかりの金利
は、保険と割り切りましょう。金融機関のお世話にならなくて
いいと思える確証を持てるまでは、金融機関(貸し手)の都合
を優先してお付き合いしましょう。他に方法がないからです。
◆パワーバランスの欠落は経営者にとって致命傷!
金融機関との関係も、他の利害関係者同様本来は対等であるべ
きです。自社がいくら立派になって、金融機関の支援を必要と
しなくても威張らない、逆に、自社の経営が逼迫していても、
金融機関に媚びる必要はありません。この前提で申し上げるの
ですが、それでもパワーバランスは変動します。自社が相対的
に弱ければ、相手の基準に合わせていかねば事が運びません。
創業から中小零細企業の多くは、金融機関に対しては、自社の
都合『借り手の論理』ではなく、相手の都合『貸し手の論理』
で行動するしかありません。このセンスを持ち合わせていない
経営者は、金融機関対応だけでなく、その他すべてのビジネス
シーンでミスを連発しているはずです。
重要な事なので繰り返しますが…
●1.『雨傘理論』ではなく『日傘理論』で考えてください。
●2.『借り手(会社)の論理』ではなく『貸し手(金融機関)
の論理』で考えてください。
●3.『困ったら借りる』ではなく『借りられる時に借りる』
で行動してください。
上記の3つの原則を守ってください。少なくない社長様が間違
えています。真逆の対応をしています。
※銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、クライ
アントに『お金の心配をできるだけしない経営を行ってもらう』
ための新しい機能(=金融機関対応を含む財務の機能)を持つ
ことを宣言いたします。
我々は、『税理士』ではなく、『新・税理士』です。
遠慮なくご相談ください。
○音声・パワーポイントレジュメ付の誌上無料セミナー(20分)
をご視聴ください。
【創業~中小零細企業経営者が押さえておくべき銀行取引の
基本ルール10!と3つの事例!】
…借り手の論理ではなく貸し手の論理で!
雨傘理論ではなく日傘理論で!
https://youtu.be/74QoKmoljcc
――――――――――――――――――――――――――――
○銀行融資プランナー協会の正会員である当事務所は、『貴社の
財務部長代行』を廉価でお引き受けいたします。
○金融機関対応・補助金に関するご相談は、銀行融資プランナー
協会正会員事務所である当事務所にて承っております。お気軽
にご相談ください。
○コラムに関するご意見、ご感想、経営に関するご相談などござ
いましたら、下記アドレスにメールをお願いします。
■お問い合わせ先
【 石田雄二税理士事務所 info@kaikeisanbo.com 】