『受動喫煙防止対策助成金について』
「両立支援等助成金」は従業員の職業生活と家庭生活の両立支
援に取組む事業主を支援する制度です。
平成28年4月から制度が拡充(新設)されています。
概要をみておきましょう。
1.出生時両立支援助成金【新設】
男性社員が育児休業を取得しやすい職場風土を作り、男性社員
に一定の育児休業を取得させた場合に支給されます。
■支給額
取組および育休1人目:60万円(大企業は30万円)
2人目以降:15万円
※支給対象となるのは1年度につき1人までです。
■要件
子供の出生後8週間以内に開始する14日以上(中小企業は
5日以上)の育児休業が対象です。
※過去3年以内に男性の育児休業者が出ている場合は対象外
となります。
2.介護支援取組助成金【新設】
従業員の仕事と介護の両立に関する取組を行った場合に支給さ
れます。
■支給額
1企業1回のみ:60万円
■要件
厚生労働省のHPで公開されている「介護離職を予防するた
めの両立支援対応モデル」に基づき、以下のすべての取組を
行う場合に支給されます。
(1)従業員の仕事と介護の両立に関する実態把握
社内アンケートの実施
(2)介護に直面する前の従業員への支援
社内研修の実施、リーフレットの配布
(3)介護に直面した従業員への支援
相談窓口の設置及び周知
育児休業、介護休業の予定がある場合は、あわせて雇用環境整
備にも取組み、これらの助成金の活用を検討されてはいかがで
しょう。