一般社団法人という選択
「なぜ、起業するのですか?」
「なぜ、会社を設立するのですか?」
こう問われた時、あなたはどのようにお答えになるでしょうか?
「がっぽり儲けたいから・・・・」
そう本音ではお考えになる方も、いらっしゃるかも知れません。
日本は資本主義社会ですから、がっぽり儲けて経済的に裕福な暮らしを夢見て起業することは、
本来、何もおかしい話ではありません。
しかし、私たちの暮らす社会の中で、果たしてこのように答える会社の商品を購入したいと
本当に思うでしょうか?
自分が支払った代金がこの人の豪遊に消えていく・・・・。
それは言い過ぎかも知れませんが、このように感じられるようでは、
市場の消費者から、多くの信認を得ることは難しいかも知れませんね!
では、そこには何が必要か?
答えは、あなたの「思い」となります。
それも、「社会の多くの方が信認、応援してくれるであろう、あなたの思い」です。
例えば、飲食業であるなら、
「安くて安全な食材を使ったメニューを中心に提供することによって、
地域の食文化とお客様の健康を守る」
建築業であるなら、
「お客様の日常生活を快適に過ごせる家造りをサポートする」
というような答えになるはずです。
つまり、そこには自らの「WANTS」と社会の「NEEDS」が併存した
あなたの「思い」があります。
これが、いわゆる経営理念と言われるもので、
あなたの「思い」をこの経営理念にまで進化させておくことが、
今後の経営の土台を磐石なものとし、会社の継続的発展に繋がることにもなります。
なぜなら、この「大きな思い」こそが、会社や全従業員の今後の意思決定や進路選択の
一番の礎となる考え方になるからです。
会社設立の際には「小さな手続き」が多く、とかく煩雑となりがちですが、このあなたの
「大きな思い」を大切に、そして再整理する時間を忘れるべきではありません。