コラム
【問題解決のためのデザイン】営業ツール・パンフレットのアイデア
2024年6月11日
高崎市のグラフィックデザイナー七字です。
問題解決のためのデザインは見た目のアイデアだけではなく、
広角的に考える必要があります。今回は、営業ツールのアイデアの事例です。
会社案内を読んでもらえない?
クライアントからの相談内容は、
会社案内を渡しても開いてもらえない、読んでもらえない、というものでした。
ページ数のある会社案内、パンフレットというものは、会社の理念や詳細な実績など、情報量が多くなります。
読んでもらえれば正しく情報をお伝えできますが、
受け取ってもらえても、読んでもらえてなければ残念ながら意味がありません。
ページ数が多いとパラパラめくって見た気になって終わり、ということも少なくありません。
伝えたいことを整理する
この時にポイントを整理していくと、
伝えたいのは、シンプルなサービス内容と、代表的な実績事例でした。
削ぎ落とした情報であれば、興味を持ってもらえると思いました。
その時に、ページ数のある会社案内・パンフレット以外で、伝える方法を考えました。
情報を名刺サイズに落とし込む
そこでご提案したのが、
名刺サイズの三つ折り、超ミニパンフレットです。
名刺と三つ折りパンフを重ねて、クリアのケースにセットして、
あくまで名刺として使用します。
名刺交換、あるいは担当者不在のときに名刺を置いていく中で、
名刺の一部としてサービスを伝えていくのはどうか、という提案をしました。
ギミック的なアイデアですが、受け取った側は、
ケースから名刺と三つ折りを取り出すだろうと思いました。
三つ折りには伝えたいことがシンプルに短文で書かれているので、目を通すだろうと考えました。
このアイデアを採用してもらいました。
名刺はすでにあるものをそのまま使うことができ、
最低限のコストで新しい営業ツールを準備することができました。
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