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群馬で頑張る人をデザインで応援。幅広いオーダーに応える“プロデューサー型”グラフィックデザイナー

群馬でロゴ制作からイベントまで相談できるデザインのプロ

七字卓馬

七字卓馬 しちじたくま
七字卓馬 しちじたくま

#chapter1

名刺やロゴ、ホームページのデザインから予算、スケジュールまで一貫管理

 チラシやポスター、名刺といった印刷物やロゴ、WEBサイト、ノベルティのデザイン、動画編集、イベント企画など、販売促進や集客を促すモノ、コトを手掛けるのは、グラフィックデザイナーの七字卓馬さん。マネジメントスキルも併せ持つ“プロデューサー型”で、企業や商品、サービスの本質を体現するクリエイションから、予算、スケジュールまでトータルで案件を管理できるのが強みです。

 「『会社のロゴを作ってホームページも欲しい』など、やりたいことが複数ある時や、商品やサービスをPRするために何をすべきか整理がついていない時も、気軽にご相談ください」と七字さん。

 デザイナーとしての作業は無駄をそぎ落とし、洗練された作風が特長。「デザインはコミュニケーションツール。“伝わること”を追求するとおのずとシンプルになる」と話します。

 プロデューサーとしてはプロジェクト全体を俯瞰(ふかん)。クライアントの悩みや課題を解決できる的確な成果物を納めるため、要件などをじっくり聞き取ります。

 「お客さまが本当に求めるもの、今、必要とされていることを探り、食い違いが生じないように整合性をとります。僕が持っていないテイストをご希望の場合は、それが得意なクリエイターに頼む方がいいので適任者を調整します」

 打ち出すコンセプトや世界観に則した文字・ビジュアルを巧みにレイアウトしてターゲットに訴求。「お客さまが目指す結果につなげるのがデザインの役目なので、ニーズに合わせ、真に満足していただけるチームや手法をコーディネートします」と力を込めます。

#chapter2

“温泉マーク×うどん”など群馬をモチーフにしたロゴをホームページで紹介

 東京都で生まれ育ち、フリーランスとして2010年から都内で活動していた七字さん。妻の故郷である群馬県高崎市に移り住んだのは2022年のことです。

 「東京しか知らなかったので離れるのは不安でしたが、いざ来てみたら『もっと早く引っ越せば良かった』と思うくらい。交通が便利だし、商業施設も充実していて住みやすいですね」

 生活面だけでなく、70年以上の歴史を持つ交響楽団や、近代美術館、歴史博物館があるなど文化・芸術面も豊かです。
 「県内各地で特色があり、好奇心を刺激され、想像力をかき立てられます。例えば地図記号の温泉マークは、群馬県安中市の磯部温泉が発祥という説があるそうで。群馬は昔から小麦の生産が盛んでうどんが有名なので、うどんと温泉を組み合わせてロゴマークを作りました」

 七字さんは、見たり食べたりした名物やソウルフードを独特のフォント(書体)やイラストで表現。群馬をモチーフにしたロゴを自身のホームページで発表しています。

 移住後も東京時代からの仕事を続けていますが、地元で頑張る人からの依頼は特に張り合いを感じると言います。
 「高崎市でキッチンカーのドーナツ屋さんを開業する方に、ハートをアレンジしたロゴと車外に飾るタペストリーを制作しました。オープン後にお伺いすると、『かわいくてとても気に入っています。ありがとうございました』と言ってくださって。幅広いオーダーに応え、デザインで地域の方のお役に立ちたいと強く思いました」

七字卓馬 しちじたくま

#chapter3

“請求書在中”など事務用ハンコを販売するECサイト「ジムハン」も展開

 七字さんの原点は、広告制作スタジオ「バタフライ・ストローク」。代表でアートディレクターの青木克憲氏は、イラストレーションやCGなど多様な手法をディレクションすることで知られ、紙媒体や映像のほか、オリジナルキャラクターのライセンスビジネスを展開するなど多才です。

 七字さんも、入社早々から大手企業の販促キャンペーンやキャラクターのプロデュースに携わりました。

 「キャラクターグッズを出し、展覧会を開き、自社でショップを作って運営するには、グラフィックだけでなく立体作品や動画の作成、それらの予算や納期の管理業務もあります。20代で幅広い職域を経験したことが現在に生きています」

 30代に入って独立し、請求書などを自分で発行するようになると「切手は種類豊富なのに、封筒に押すハンコは選択肢が少ない」と着想。事務用スタンプを販売するECサイト「ジムハン」を2013年に立ち上げました。

 「見積書、領収書在中など用途別に用意し、オーダーメードにも対応しています。広告の仕事はお客さまの要望に応えることがやりがい。ジムハンは僕が欲しいものを商品にし、お客さまの共感を得て買っていただく喜びがあります」

 2023年からは千葉県の短期大学でWEBデザインの講義を担当。地元の経営者や個人事業主が集まる高崎商工会議所にも参加しています。
 「群馬県や地域に根差して、デザインでお役立ちできれば嬉しいですね」

(取材年月:2024年2月)

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七字卓馬プロ

グラフィックデザイナー

効果的に伝わる印刷物等のグラフィックデザインに加え、WEBサイト、映像・動画制作、展覧会・イベント等の制作・マネジメントまで。クライアントに必要なものを的確に掴み、ニーズに合わせてディレクション。

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