表札デザイン
高崎市のデザイナー七字です。会社やショップ、サービスの新しいロゴマークが必要になったとき、どんなモチーフでデザインを依頼するでしょうか。
大きく2つの考え方についてご紹介します。
商品・サービスに紐づくモチーフ
1つはダイレクトに伝わる、商品・サービスに紐づくモチーフです。
例えば、カフェのロゴならコーヒー、ラーメン屋さんならどんぶりや麺、といった具合です。
歯医者さんのロゴマークの多くは、奥歯の形をモチーフにしている印象があります。
独自性は薄れてしまいますが、誰にでも伝わるこれ以上ない直感的なモチーフではあります。
理念やビジョンを具現化できるモチーフ
もう1つの考え方は、理念やビジョンをマークとして具現化できるモチーフです。
こうしたものはクライアント側で決定していく場合と、
デザイナーと共有し、一緒になって絞り込んでいく場合があります。
事例 理念を象徴するための動物モチーフ
私がクライアントと一緒にアイデアを考えながら作ったロゴマークの事例をご紹介します。
不動産業界のクライアントのロゴマークのモチーフを、ゴリラで作った事例があります。
打ち合わせの中で出てきた、社長さんの言葉、想いから辿り着きました。
「先進的で合理的、既存の常識にとらわれない、業界を牽引する強いリーダーになっていく」
このキーワードから数多くのモチーフの提案をし、その中の1つにゴリラがありました。
候補をふるいにかけていく中で、最終的にゴリラが採用されました。
高みを目指す会社と、力強くて優しく賢いジャングルのリーダーを重ねました。
不動産とゴリラ、という直接的に結びつかないモチーフですが、他に類を見ないロゴマークだからこそ、既存の常識にとらわれないという会社の理念そのものをロゴマークが表現しています。
このロゴに込められた思いはクライアントのサイト上にも掲載され、
社員の皆様が共有されています。