群馬県×デザインのアイデア#6「キャベツ」
群馬県は小麦が多く収穫されるため、パスタ、うどん、ピザなどが多く楽しめる土地です。高崎市はパスタが盛んで、シャンゴ や はらっぱ などの人気店があったり、年に1度キングオブパスタが開催されるなど「パスタのまち」と呼ばれています。私も県外から知り合いが来たときは「パスタ食べにいきます?」という感じで、高崎グルメ=パスタというのが定着しています。今回はそんな「パスタのまち」で1色のシンプルなロゴを作りたいと思います。
文字部分は筆記体(行書体)的に文字の流れるラインを表現して、パスタのしなやかな麺を想起させるような書体を作りました。そこにわかりやすいパスタマークを合わせました。マークは食品サンプルでよく見るフォークが浮いている構図です。
ロゴを作る際、単色で表現することが多いのですが、単色ロゴは汎用性が高く使いやすいという理由がベースにあります。ロゴを制作するとき、デザイナーはロゴの使用用途も想定する必要があります。モノクロの場合、特色1色の場合、などフルカラーで表現できない媒体もあります。モノクロであれば、雑誌、新聞、チラシなどがありますし、1色の色指定であれば、ノベルティやTシャツのシルク印刷や、カッティングシートなどです。
使用範囲がディスプレイ表示に特化しているということであれば、意識しすぎる必要はありませんが、印刷物を含めて考えた場合、ロゴの色数を抑えたほうが、あらゆる媒体で印象が崩れることがありません。
私の場合、ハンコの印影もデザインしますので、いかに1色で表現するか、ということは常に意識しているところでもあります。