フォントデザイン

私の仕事やデザインへの考えをまとめたMy Works 第3回です。
今回はオリジナルで作るフォント（文字）の話です。

私は仕事にあわせて、オリジナルのフォントをデザインするところから始めることがあります。例えば、これはオリジナルで制作したフォントの一例です。



このフォントは、2020年にBEAMS JAPANのギャラリーにて開催された、アーティスト倉科昌高さんの展覧会用に制作したものです。会場のサイン、図録の表紙などに使用しました。主役の倉科さんの作品を邪魔しない、記号的で、シンプルで、グラフィックとして美しいこと。作品シルエットをもとにしたマークのアイデアとマッチさせることを目指して作ったフォントです。





当然TPOにあわせて、既製フォントを使用することもありますが、オリジナルフォントも併せて使うことは、既製フォントだけでデザインするのと違い、自分のデザインのオリジナリティを生むことができていると思っていますので、今後もユニークなフォントは増えていくのだと思います。