オーダー制作のネーム印
今回は「名刺のデザイン」についてです。
私の場合、会社員時代は会社から支給される名刺を使っていましたが、
自分自身がフリーランスになったとき、「自分の名刺はどういうものがよいか」ということを考えました。
グラフィックデザイナーという職業柄、リモートでの打ち合わせや、電話とメールだけでのやりとり、ということも少なくありません。
名刺交換する機会が少ないのであるならば、なおのこと1回の名刺交換が重要になるなと思い、
以下の3点を必要な要素に挙げました。
1、シンプル
2、高級感
3、印象的なコミュニケーションツールに
この3つの要素を組み込んだものをデザインしました。
この名刺の特徴は
・名刺用にオリジナルで作った、少しカクカクした印象のフォントを使用。
・活版印刷を使用し、蛍光色による複数色での展開。
・用紙は触ったときに風合いがあり、色味が雪のように白いスノーブルという用紙を使用。
・小口(側面)に色を使う。
触ったときに、風合いのある紙の質感と、活版印刷による凹凸感。
発色の良い蛍光色による色味。特殊なフォント。
初対面でも受け取った人は、名刺に引っ掛かりが生まれ、
名刺の感想から話に入ることが多いです。
上記の名刺は、グラフィックデザイナーという職種の私の場合、どんな名刺が良いかを考え作りましたが、
名刺デザインは、仕事や使用用途などによって考えや方向性が変わってきます。
フォント、色味、用紙、印刷方法など、数ある組み合わせの中から、自分だけの1枚を作るのも名刺の魅力だと思っています。