人生100年時代を生き抜く「健康経営」という名の先行投資
群馬県太田市で製造業を営む株式会社MATSUMURAの古川仁章です。
今回は、弊社が取り組んでいる「インナーブランディング」と「健康経営」の最新の事例についてお話しします。
「全員が揃う」ことの価値を再定義する
長年、日本の製造現場において「月曜朝の全体朝礼」は当たり前の光景でした。
しかし、時代とともに働き方は多様化しています。
弊社でも、一人ひとりのライフスタイルや業務状況に合わせる中で、「朝一番に全員が揃う」ことが、時として形式的な負担になりつつあると感じていました。
そこで弊社では、思い切って月曜朝の全体朝礼を廃止しました。
代わりにスタートさせたのが、お昼休み明けの時間を使った「全体集会」です。
これは単なる時間の変更ではありません。
無理に集まるのではなく、社員が一番自然に顔を合わせられるタイミングを再設定することで、社内のコミュニケーションをより本質的なものにするための「インナーブランディング」の一環です。
「健康経営アドバイザー」が現場を動かす
先日の集会では、非常に象徴的な出来事がありました。
今期、弊社では新たに5名の社員が「健康経営アドバイザー」の資格を取得しました。
私を含め、これで社内のアドバイザーは6名体制となり、健康づくりの推進力が大幅に強化されました。
その集会の場において、新しくアドバイザーになったメンバーの一人が、自発的に「皆さん、今日からこれをやりましょう!」と、その場で『かかと上げ運動』のレクチャーを始めてくれたのです。
指示を待つのではなく、自ら学んだ知識を仲間に還元しようとする。
そして、その場の全員で実際にかかとを上げ下げして笑い合う。この「実践」の光景こそが、私が理想とする健康経営の姿です。
目線を合わせ、小さな一歩を積み重ねる
健康経営と聞くと、何か大きなシステム導入や高価な設備が必要だと思われがちです。
しかし、私は「社員の目線に立ち、ハードルの低いことから始める」ことこそが最も重要だと考えています。
「かかと上げ」は、誰にでも、どこででもできる小さな習慣です。
しかし、こうした小さな一歩を「全員で」「楽しく」継続できる組織は、変化に強く、互いを思いやれる土壌が育ちます。
時代の変化に合わせ、変えるべきものは変える。守るべき「人の繋がり」は、新しい形で磨いていく。
これからも太田市から、心身ともに健やかなものづくりの現場を発信し続けてまいります。
マイベストプロ群馬 登録専門家
健康経営アドバイザー / 株式会社MATSUMURA 代表取締役
古川 仁章


